坂上忍も激怒!?大誤報と視聴率急落『バイキングMORE』の2つのお荷物！
俳優の坂上忍（５３）がＭＣを務める平日昼の情報番組『バイキング』（フジテレビ系）がリニューアルし、９月２８日より放送枠を１時間拡大して『バイキングＭＯＲＥ』としてスタートした。
安藤優子（６１）がＭＣを務めてきた『直撃ＬＩＶＥ グッディ！』が９月末で終了し、２時間番組の『バイキング』は３時間番組に拡大。しかし、坂上にはパワハラ疑惑が報じられたこともあり、一部視聴者からは『バイキング』の放送時間延長には不満の声が上がっていた。
ところがリニューアル以降、『バイキングＭＯＲＥ』が同時間帯の視聴率でトップを取ることもあり、好調なスタートを切っているのだ。
「番組は始まったばかりですから“ご祝儀”的な数字とも言えますが、開始から１週間が経っても注目度は高いんです。ただ、『バイキングＭＯＲＥ』には２つの“お荷物”が存在すると言われています。１つは平井解説委員ですよね……」（制作会社関係者）
■「日本学術会議」について平井氏が誤情報
１０月５日放送の『バイキングＭＯＲＥ』に出演した、フジテレビ報道局解説委員室上席解説委員の平井文夫氏（６１）の発言が大きな波紋を広げている。
この日の放送では、菅義偉首相（７１）が「日本学術会議」が推薦した会員候補１０５人のうち６人を任命しなかった問題を取り上げた。平井氏は日本学術会議を民営化すべきだと指摘したうえで、「（会員は）６年ここで働いたらその後、学士院というところに行って年間２５０万円の年金がもらえるんですよ。死ぬまで。みなさんの税金から。そういうルールになってるんです」と解説した。
しかし、日本学術会議の会員は退任した後、日本学士院の会員になって年金が貰えるなどというルールは存在しない。
そのため、翌６日の放送ではフジテレビの伊藤利尋アナウンサー（４８）が、「昨日の放送について補足と訂正があります。昨日、日本学術会議を巡るニュースを扱った際、フジテレビ平井上席解説委員の発言が、学術会議の会員全員が学士院の会員になって、年間２５０万円の年金を受け取れるというような誤った印象を与えるものになりました」と、訂正と謝罪をしたのだ。
■“バランサー”のはずが大炎上……
「伊藤アナが謝罪をしましたが、平井氏の発言で番組は大炎上してしまいました。これまでの『バイキング』では、ＭＣの坂上さんをはじめ、コメンテーターの安倍政権批判が“行き過ぎている”、“中立性を欠いている”とフジテレビ上層部から問題視されていました。
行き過ぎた安倍政権批判のバランスをとるために番組に送り込まれたのが、安倍政権寄りの平井氏で、番組の“バランサー”のような役割を担うはずだったんです。ところが、今回の一件で非常に危ういことを言ってしまったわけで、バランサーどころではないですよね。
平井氏は報道局所属の解説委員ですが、現在は、現場を取材してネタを取ってくるわけではないといいます。言い方は悪いですが、局内では閑職にあり、“ただ持論を言う人”という扱い。取材に基づいた発言でもないわけで、今回の炎上は起こるべくして起こったともフジ局内では言われています」（前出の制作会社関係者）
■女子アナ企画「２時プロジェクト」
２つ目の“お荷物”が午後２時台の新企画「２時プロジェクト〜気になっているのは私だけ？〜」だという。
同企画は、曜日替わりで出演するフジテレビの女性アナウンサーが、世の女性が「今知りたいこと、調べてほしいこと」に答えを出し、坂上ら“おじさん”出演者にプレゼンするという内容。
月曜は久慈暁子アナ（２６）、火曜は藤本万梨乃アナ（２４）、水曜は永尾亜子アナ（２６）、木曜は佐久間みなみアナ（２２）、金曜は杉原千尋アナ（２４）が担当している。
９月２８日のコーナー初回は、は久慈アナと、フジテレビＯＧで番組にコメンテーターとして出演する高橋真麻（３８）が進行役を務め、「イケメン１００人が“この女性、料理下手かも”と思った瞬間」として、水でビチャビチャの鍋に油を入れて火にかける」「レシピ通りに作らず創作料理に走る」「卵焼きが焦げている」といったエピソードがＶＴＲで紹介された。
■２時台に視聴率が急落
「ＶＴＲ明けに久慈アナが料理初心者丸出しのトンチンカンな発言を連発。ＭＣの坂上さんも思わず“あなたこのコーナー向いてないよ。料理しなさそうだもん”と指摘していました。実は、この『２時プロジェクト』が番組の足を引っ張っているようで……。
『バイキングＭＯＲＥ』はこれまでのバラエティ班から、『グッディ』を手掛けてきた情報制作局が制作を担当するようになりました。ただ、一部だけバラエティ班の担当者が数名残っているんです。坂上さんとずっと一緒にやってきた人がいたほうが、番組のやり方を分かっていますし、引き継ぎもスムーズですからね。
彼らが主に『２時プロジェクト』を担当しているんですが、２時台に入ると視聴率が急落してしまうんです。『バイキング』といえば、芸能や政治のニュースを取り上げて、コメンテーターが激論を交わすのが番組の持ち味で、それを見たいという視聴者がほとんど。ところが、『２時プロジェクト』は非常に“ゆるい”内容。加えて、お昼の時間帯のメイン視聴者は主婦層ですから、女子アナに訴求力もありません。久慈アナがどれだけ美人でも主婦層は興味ないでしょうからね。
ニュースを見たい人は２時から始まる『ミヤネ屋』（日本テレビ系）や『ゴゴスマ』（ＴＢＳ系）にチャンネルを合わせてしまう。番組はリニューアルしたばかりですが、平井氏と久慈アナらが仕切る『２時プロジェクト』に関しては、何らかの手を打たないと、坂上さんの檄がまた飛んでしまいかねないともささやかれています」（前同）
『バイキングＭＯＲＥ』がスタートし、平日昼の視聴率争いも新たな展開を迎えつつあるようだ。
