柴咲コウ『35歳の少女』怖すぎ傑作のキーマンは坂口健太郎か (2/2ページ)
■ホッとできるのは坂口健太郎だけ?
なぜそこまでビビるのか。予告の破壊力がすさまじかったからである。ほぼすっぴん、35歳感を露骨に出した(それでも美しいのは美しいのだが)柴咲が、幼い表情で家族を見つめる。心の声は子ども(鎌田英怜奈)の声のまま。他の家族は25年の経過で典型的な冷め方をしていて、柴咲は訳が分からず「うぎゃああ!」と幼児泣きをする……。彼女がうまいだけに猛烈に怖い!
柴咲コウだけではない。鈴木保奈美(54)、橋本愛(24)そして富田靖子(51)と、今作ではエキセントリックな女優陣がズラリ。彼女たちが「時間が生む歪み」をどう見せてくれるのか。ここに、今回遊川作品初参戦の坂口健太郎(29)がどう絡むのか。
イノセントな魅力を活かし、癒しの存在になってくれることを望むが、大平太プロデューサーのコメントを読むと「これまでの坂口さんのイメージを壊す『悪キャラ』」なのだそう。ううむ、やはりある程度心の準備をして見ようと思う。(田中稲)