「半沢」のクソ弁護士・筒井道隆ファンが見るべき「2大ドラマ」

アサジョ

「半沢」のクソ弁護士・筒井道隆ファンが見るべき「2大ドラマ」

 9月27日に最終回を迎えた「半沢直樹」(TBS系)で、見ていると胸くそが悪くなるほどイヤな弁護士・乃原正太を好演した筒井道隆。デビュー作でありながら主演を果たした1990年6月公開の映画「バタアシ金魚」では、セーラー服を着たままプールに飛び込む高岡早紀や、筒井演じる薫のライバルとして坊主頭で出演している声変わり前の浅野忠信のほうが目立っていた。

 しかし、底抜けに明るく元気で青い水泳少年を演じた筒井は印象深く、その後にトレンディ俳優と呼ばれるようになり、現在に至る過程を知っている者にとっては、悪役が似合う現在の筒井を見ながら月日の流れを感じずにはいられないだろう。

「今こそ見たい筒井の過去作品として、同年代のファンからは、牧瀬里穂や稲垣吾郎らと共演した1992年10月期放送の『二十歳の約束』(フジテレビ系)、木村拓哉や西島秀俊らと共演した1993年10月期放送の『あすなろ白書』(フジテレビ系)の2作品を挙げる声が多い。『二十歳の約束』は脚本家・坂元裕二氏の初期作品で、主演の牧瀬が仲のよさそうな男女に向かって『ヒューヒューだよ』と冷やかすシーンがあまりにも斬新だとして、森口博子をはじめとする芸能人から一般市民までモノマネする人が続出。筒井は体育座りで好きな人の部屋の前で待つ姿が似合いすぎると多くの女性の胸を打ったことから、翌年放送の『あすなろ白書』で“顔のわりにモテる”という設定と主役の座を入手。トレンディ俳優と呼ばれるようになったのだとか」(テレビ誌ライター)

 9月30日放送の「ひるおび!」(TBS系)では、国際弁護士の八代英輝氏から「悪かったですよ、あれ。全弁護士の印象が下がるんじゃないかくらいの不安感で見てました」と、役者冥利に尽きる感想を言われていた「半沢」での筒井。次回作が期待される。

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