タバコ値上げで試したい!タモリも成功「最新禁煙法」

日刊大衆

タモリ
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 10月1日、税制改正に伴い、タバコが値上げされた。その額、最大で50円。

「たび重なる値上げにもめげず、長年吸い続けたが、ついに、やめどきか……」

 毎日の嗜好品だけに、そんな気持ちを抱いている愛煙家も多いことだろう。

「とある企業が、2016年の世界禁煙デーに発表した『禁煙成否の秘訣調査』によると、禁煙挑戦の一番の理由はタバコの値上げだそうです」(医学雑誌記者)

 ポジティブに捉えれば、今回の値上げは禁煙の大チャンス。550円のタバコを1日1箱吸う人ならば、月に約1万7000円の節約にもなる。そこで本誌厳選“タバコが本当にやめられる禁煙法”を以下に紹介したい。

 近年では喫煙によるニコチン依存症のメカニズムが解き明かされ、医学的な禁煙治療を病院で受けられるようになっている。禁煙外来を併設する『高円寺整形外科』の大村文敏院長は、病院で薬を処方してもらうことが、禁煙への一番の近道だと語る。

「当クリニックでは『チャンピックス』という薬を処方しています。これはタバコへの満足感や欲求を減らす作用があり、禁煙成功率は、4人に3人と非常に高いです」

 禁煙治療は保険が適用され、自己負担3割の人であれば、1万3000円から2万円ほど。月のタバコ代を考えれば、決して高い額ではない。

 それでも「どうも病院は……」と抵抗感があるならば、市販の禁煙補助剤を活用してみるのも手だ。

「薬局には、さまざまなニコチンパッチやガムがあります。これらは、血中にニコチンを緩やかに補給することで、禁煙中のイライラを抑制するのに効果的です」(医療ジャーナリスト)

■喫煙欲求を防ぐための習慣を

 これら医学的なアプローチと併せて実践したいのが、喫煙欲求を防いだり、遠ざけたりするための習慣だ。

「一日3回深呼吸をして、気持ちを落ち着かせるのは有効です。ニコチンを渇望する脳をリセットする効果があります。同様に、大手製薬会社ファイザーは体を動かすストレッチ、口の中をさっぱりさせる歯磨きも推奨しています」(前同)

 また、タバコに手が伸びやすい環境を作らないことも禁煙の重要なポイントだ。まず、やるべきは喫煙具をすべて捨てることだ。

「ライターや灰皿など、もったいない気持ちがあっても、すべて捨てます。それらを見ると、タバコを吸ったときの快感を脳が思い出し、吸いたい欲求が強くなるので危険です」(同)

 また、タバコと相性の良いコーヒーや酒は一定期間、口にしないほうがいい。思い切って、飲み会に参加しないことも、一つの手だ。

「飲み会など、喫煙できる場が多い男性は、女性より禁煙に失敗することが多いですね」(前出の大村氏)

 そして、特に意識したいのが、“タバコをやめる”と自分の脳に刻み込むこと。

「かつては一日に2~3箱吸う愛煙家だったタモリは、吸いたいと思ったら15数えるという自己暗示法で禁煙に成功したそうです。禁煙初期は特に強い喫煙欲求に襲われますが、その指令を出しているのは脳です。そこに“吸いたくない”と教える作業をしていたわけです」(医療系ライター)

 大村院長によると「強い喫煙欲求は約10秒で収まる」。タモリの禁煙法は、医学的にも正しかったようだ。

 思い立ったが吉日。紫煙をくゆらす日常と、今日からオサラバしてみてはいかがだろうか?

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