ウガンダに「手洗い」を 日本の衛生用品メーカーの壮大な挑戦 (2/3ページ)
なので、広報を通じて得た情報が事実かどうかをできる限り確認することと、裏に何かネガティブなものがないかどうかを調べることは欠かせません。
また、本を書くにあたって様々な方に取材をするわけですが、取材に協力してくださった方が嫌がるようなことは書かないようにしますし、本にとって必要ない情報は省きますから、感覚的には、取材したり調べたりして得た情報の半分以下しか書いていない感じになりますね。
――サラヤのプロジェクトの主な舞台はウガンダですが、ウガンダには行かれたんですか?
田島:行きました。プロジェクトに関わった方々の証言を取るのが一番の目的でしたが、現地の雰囲気を知るという意味もありました。関係者がケニアにもいたので、ケニアにも行っています。こういう話をすると「すごいですね」と言われるんですけど、代島さんも一緒でしたし、アテンドしてくれる方もいたので、特に困ることもなく。どちらかといえば、すごいのは、ここまでの道を切り拓いたサラヤさんですね。
――サラヤのウガンダでのプロジェクトは日本ユニセフからの「世界手洗いの日」にかけた「手洗い」の普及啓発プロジェクトへの協力依頼から始まりました。この依頼が舞い込んだ時の印象はどのようなものだったのでしょうか?
代島:サラヤという会社は、衛生用品メーカーなのですが、もともとは「手洗い」を普及させて戦後の日本を復興しようと起業した会社です。
こうした起業の経緯からいって、ユニセフのプロジェクトには乗り遅れてはいけないと思い、実はこちらからオファーしたんです。広告代理店経由でこういうプロジェクトがあるという話は聞いていたので、こちらからユニセフの方に会いに行きました。
――ユニセフのプロジェクトがきっかけになって、サラヤはウガンダでアルコール手指消毒剤の現地生産というソーシャルビジネスに乗り出します。こうした途上国でのソーシャルビジネスを継続するうえでのポイントは何だとお考えですか?
代島:サラヤの場合は、初視察で社長自らが現地に入ったことが大きかったと思います。