政治あり、冒険あり! 縄文時代にタイムスリップした若者たちは現代に戻れるのか? (2/2ページ)
表向きは「歴史を歪めてしまう」というものだが、実は個人的な心情に由来される理由があった。女子大学生と親しくするユヒトに対する嫉妬である。
そして、早坂は林一派の失脚を狙って、凶行に出る――。
■若者たちに待ち受ける、タイムスリップの「真相」と自分たちの使命本作で描かれるものは政治だけではない。戦争、宗教、経済、自然災害など、今日の社会をかたちづくるさまざまな要素が持ち出される。
そして、少しずつ、タイムスリップの実態が明らかになり、林たちは真実へと近づいていく。なぜ自分たちがここにやってきてしまったのか。現代に戻れる方法はないのか。そして自分たちの使命とは。最後の章で本当のことを知るまで、ノンストップで読み込むことができる。
若者らしい柔軟な発想で適応していく彼らの姿は、読み進めていくごとに頼もしくなっていく。また、仲間に支えられながらリーダーとして真の成長を見せていく林の姿も本作を楽しむポイントの一つだ。読書の秋、登場人物たちの冒険をぜひ楽しんでほしい。
(新刊JP編集部)