嵐、世界のBTSに勝つ?11・3「アラフェス」売上は驚異の50億円超!?

日刊大衆

嵐

 2020年末をもって活動を休止するの無観客ライブ『アラフェス 2020 at 国立競技場』の配信が11月3日に行われる。

 もともと5月に開催予定だった同ライブは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になり、9月15日のファンクラブサイトの動画を通じて、無観客でのライブ配信で行われることが告知。10月8日の動画で、11月3日に配信されることがアナウンスされた。

 チケットは10月9日から販売され、当日は16時30分からファンクラブ会員限定のライブ、19時30分からはファンクラブ以外のユーザーも視聴できるライブと、セットリストが異なる2部構成で実施されることも併せて公表された。

 チケットは嵐のファンクラブ会員が1部2部共に4800円、ジャニーズファミリークラブ会員が5300円、一般が5800円。また、ファンクラブ会員向けの無料コンテンツが、当日の12時から配信される。

■一発だけの配信ライブは赤字の可能性も

 さらに、公演当日はアルバム『This is 嵐』のリリース日。ファンクラブサイトの動画で大野智(39)は、「これは『嵐の日』として1日楽しめますので、ぜひ期待してください!」と話している。

「コロナ禍で今までのようにライブができず、配信ライブを開催するミュージシャンが激増しています。ただ、1回限りのオンラインライブでは、赤字になる可能性もある。あのサザンオールスターズですら、配信ライブは採算度外視でやったといいますからね」(レコード会社関係者)

 サザンは、デビュー42年周年を迎えた6月25日に横浜アリーナで無観客ライブ「Keep Smilin'~皆さん、ありがとうございます!!~」を実施した。

「無観客ライブのチケット代は3600円で、購入者は約18万人いたといいます。売り上げは単純計算で、6億4800万円になる。また、ライブの収益の一部は、医療機関の人々のために役立てられることがアナウンスされています」(前同)

■チケット代は安く、でもコストはかかる

 前出のレコード会社関係者は続ける。

「あのときのサザンのライブのステージセットは、メンバーの人数と同じ5つの大型ビジョンと数多くのライトといったシンプルなものでした。それでも総額では1億円以上の費用がかかっているといいます。通常のツアーなら、複数回の公演で使うことで減価償却できるのですが、今回のライブは1度きり。ステージセット以外にも、会場費、スタッフの人件費なども乗っかってくるので、かなりのコストがかかるんです」

 サザンは2019年に、デビュー40周年を記念したツアーを行っている。このときのチケット代は9500円と今回の約2.6倍の価格だった。

「今年のチケット代は、昨年のツアー時の半分以下ですから、そもそも売り上げ自体が少ない。また、ライブグッズも定番のTシャツを2種類、さらにタオルやキーホルダー、ハンカチにジョッキグラスをネットのみで発売しましたが、ライブ会場で販売できないだけに、売り上げも通常通りとはいきませんよね」(前同)

■両方買うと通常のライブと同じ価格に

 収入面では厳しい条件でのライブとなったようだが、

「もちろん、ファンに喜んでほしいという思いがあったのは間違いないでしょうが、今回の無観客ライブをやった大きな目的は、コンサートスタッフを救うためだといいます。コロナ禍でライブが軒並みなくなってしまい、開店休業状態になっているコンサートのスタッフに仕事を作りたい、いつも支えてくれるスタッフのためなら、といった思いで桑田佳祐さん(64)はじめメンバーの気持ちが固まり、実現にいたったようです」(前出のレコード会社関係者)

 嵐に話を戻すと、採算度外視とはならないよう、かなり周到に考えられているという。

「『アラフェス』のチケットはファンクラブ会員のみ、1部と2部でコンテンツが分かれていて、なおかつチケットも別々に販売します。チケット代は、昨年12月まで開催していた5×20ツアーのファンクラブ価格9000円の約半分程度ではあるものの、1部と2部両方を買うとすると、通常のライブと同じくらいの値段になるんです」(芸能プロ関係者)

■世界的グループが参考に?

 今や世界的なグループとなったBTSも、嵐と似た手法を取っていたという。

「BTSは、10月10日と11日に『BTS MAP OF THE SOUL ON:E』と題した配信ライブを開催しています。2日間開催だったので、1日ごとのチケットだけでなく、2日通し券も販売。さらに、同月13日から11月12日まで、オンライン展示会も行っていて、ライブチケットと展示会のチケットがセットになったものも売られていました。嵐は1日に2部と少し形は違うものの、複数公演行ってチケットを2枚買わせる手法は、もしかしたらBTSを参考にした可能性もあるかもしれません」(前出の芸能プロ関係者)

 チケットを2枚買う人が多いぶん、売り上げもかなりの額になると予想できる。

「嵐のファンクラブ会員は約300万人いると言われています。少なくともその5分の1の50~60万人程度はチケットを買うのではないでしょうか。仮に50万人が1部と2部双方のチケットが購入すると考えれば、売り上げは約48億円。さらに、一般でも10万人買うと想定すると、さらに5億8000万円ほどになりますから、50億円を超える売り上げになるのでは。これだけの結果が残せれば、赤字になることは絶対にないでしょう」(前同)

■BTSは46億円超

 前出の芸能プロ関係者は続ける。

「通常のツアーほどの売り上げには及ばないにしても、単発のオンラインライブで50億円稼げれば十分すぎるでしょう。

 2日間にわたって配信ライブを行ったBTSは、2019年のグラミー賞にプレゼンターとして出席。さらに新曲『Dynamite』が韓国のアーティストとして初めて、米ビルボードのシングルチャートで1位を記録し、2019年に行ったワールドツアーでは全世界23都市62公演で206万人を動員するという凄まじい人気ぶりです。また、10月15日にBTSが所属するプロダクション、ビッグヒットエンターテインメントが韓国取引所に上々したころ、一時時価総額が約1兆円になったというニュースも飛び込んできました。

 そんな世界的グループのBTSの先の配信ライブの売り上げは、46億円超だったと報じられています。日本国内だけとはいえ、今回の嵐のライブは50億円、またはそれ以上の売り上げを叩き出す可能性がある。配信ライブ1本だけの話とはいえ、嵐はBTSを超えるとも言えそうです」

 嵐は活動休止前、最後の最後で、世界レベル伝説を作れるのか!?

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