世界の福本豊〈プロ野球“足攻爆談!”〉「オリックスよ、混パを演出せい!」 (2/2ページ)

Asagei Biz

中でも中嶋監督代行との話で名前が出たのが、育成出身ルーキーの大下誠一郎。9月14日に支配下登録され、三塁でのスタメン起用が続いている。ずんぐりむっくりした体形も昭和の匂いがするけど、今時珍しいハングリー精神むき出しの選手。試合中も大声を出していて、おとなしい選手の多いオリックスにはいなかったタイプや。早くも個人グッズが販売され、ファンを引きつける魅力がある。とはいえプロは甘くない。今、与えられている出場機会で自分に足りないモノを自覚し、来年は一皮むけた姿を見せる必要がある。

 残念だったのが、一昨年のドラフト1位で高卒2年目の太田椋。今年はプロ初本塁打も記録し、これからという時にまた故障。9月25日の日本ハム戦で、二塁走者として三塁に向かった際に、ゴロを処理しようとしていたビヤヌエバに激突、右肋骨骨折で登録を抹消された。イノシシやないんやから、目の前に人がおったらよけないと。昨年も千賀の内角ボールを打ちにいって止まらず、死球で右腕を骨折して長期離脱している。素材はいいのに、もったいない。来年こそはケガと友達にならず、レギュラーをつかんでほしい。

福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コーチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。

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