広島・石原が“死んだふり”で相手をかく乱! 本人も「普通に言えばボーンヘッド」、現役引退で思い出される衝撃の頭脳プレー (2/2ページ)

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石原の意図をくんだ小窪が二塁上にとどまりセーフのふりをしていたこともあり、石原はそのまま三塁へ到達。この時巨人側は石原にタッチしていればアウトにできたが、何のアクションも起こさなかったため石原にまんまと三塁を陥れられてしまった。

 試合自体は「2-7」で敗れた広島だが、試合後のファンの話題は石原の頭脳プレーに集中。ネット上にも「石原のトリックプレーに球場全体が騙された」、「瞬時に機転利かせた小窪も凄いけど、そしらぬ顔で三塁まで歩いた石原は肝据わりすぎだろ」といったコメントが多数挙がった。

 多くのファンを驚かせたこのプレーについて、石原は同年オフに出演した地元ローカル番組内で振り返っている。石原によると、この場面では田中の打球がライナー性だったため二塁に戻るそぶりは見せたというが、ワンバウンドで捕球されたため自身がアウトではないことは分かっていたとのこと。そこから巨人守備陣の雰囲気や動作を読み、独断で三塁に歩いたというが、「普通に言えばボーンヘッドですよね」と、見抜かれて大チョンボになる可能性もあったと語っている。

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 この他にも“ボールを見失ったため砂をつかんで牽制”(2013年5月7日対DeNA戦)、“スクイズを空振るも二・三塁走者が生還”(2017年5月14日対巨人戦)など珍しいプレーで多くのファンを驚かせている石原。記録面はもちろん記憶面でも印象に残る選手だった石原には、11月7日阪神戦で予定される引退セレモニーで球場中から惜別の大声援が送られることは間違いないだろう。

文 / 柴田雅人

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