BUCK-TICK櫻井敦司の息子は芥川賞作家!「受け継がれた才能」4人

日刊大衆

遠野遥(著書『破局』の表紙)
遠野遥(著書『破局』の表紙)

 10月7日発売に発売された文芸誌『文藝』(河出書房新社)が、日本中に衝撃を与えている。

 同誌には、『破局』で第163回芥川賞を受賞した小説家・遠野遥(29)と、ロックバンドBUCK-TICKのボーカル・櫻井敦司(54)の“親子”対談が掲載。両者が実の親子であったことも初めて公開された衝撃もあって、発売翌日の8日に1万部の増刷が決定するほどの反響があった。

「異なるジャンルの表現者としての初対談です。2人が実の親子であることも、今回の対談で初めて明らかになりました。91年に結婚した前妻との間に生まれたことから、呼び方は“櫻井さん”と“遠野先生”で多少の距離感はありつつも、メールなどでのやりとりは続いていたようで、良好な関係を築いているようですね」(文芸誌関係者)

 対談で櫻井は、遠野の作品『破局』や『改良』について「僕が好んで触れる芸術に近いものだった」と、親子のつながりを感じさせるコメントをしているほか、SNSでは2人について《たしかに世界観が似てる》《すごく納得》という声も多かった。

■親子のつながりを感じさせる感性の近さ

「性や暴力をめぐる激しい描写があり、読んでいる間は引きこまれたり突き放されたりして、何とも言えない不安な気持ちにさせられて心地よかった、と櫻井はコメントしています。『破局』には、抱きしめたいほどの虚無を感じたそうです。遠野はBUCK-TICKを小学生時代から聴いていて“ダークな世界観”と評していて、無意識に影響を受けたかも、としていますね」(前出の関係者)

 お互いの仕事について、櫻井が書いてきたのは最初から音楽を念頭に置いた「作詞」で、小説を書くのはどうか、と遠野に尋ねられ「とんでもないです」と答え、小説を書くのは「想像を絶する労力」としていた。

 一方の遠野は、音楽について、大学時代にコピーバンドをやっていた程度だったと話したほか、「2人ともKing Gnuが好き」「遠野が櫻井に『改良』というタイトルを決めるアドバイスをした」など、多くのエピソードが語られた豪華な対談となっている。

「19年12月にBUCK-TICKのコンサートに遠野が訪れ、楽屋でまだ受賞作の『破局』が発表されれる前に“次にお会いするときは、芥川賞作家です”と告げたそうです。櫻井は“あんなにかっこいい言い方はないですよ”と、絶賛していました。

 遠野の次回作について、超能力者を育てる学校の話で、“これまでの2作とは趣の異なる話になる”“来年の早い時期には編集部に渡したい”と、期待を感じさせるコメントをしていました。第3作目が楽しみですね」(前同)

■ミスチル桜井の息子は超イケメンドラマー

 作詞も小説も、文章で世界観を表現する、という点では近いものがある。遠野本人も「影響を受けた」としていたが、遺伝子が確かに受け継がれていることを感じたインタビューだった。

「小説家というのは異例中の異例ですが、有名アーティストの息子が活躍する、というケースはよくありますね。

 たとえばMr.Childrenミスチル)のボーカル兼ギタリスト・桜井和寿(50)の息子であるKaito(19)は、ドラマーとして活躍しているほか、モデルや恋愛リアリティ番組『オオカミくんは騙されない』(ABEMA)でイケメンぶりが好評で、俳優としても期待されていますね」(女性誌記者)

 桜井がギタリストである一方で、Kaitoはドラマーだ。彼がドラムの道を選んだ理由について19年8月15日の『女性セブン』(小学館)の記事では関係者が、「同じパートを選べば、どうしても比較されてしまう」「トップミュージシャンの息子という立場に悩んだ時期もあるが、音楽の楽しさ、ドラムというパートの重要さを知って乗り越えた」と、明かしている。

「音楽以外にも、ジャニーズ風のイケメンなことにくわえ、『オオカミくんには騙されない』では謙虚で優しそうな人柄から非常にモテっぷりを見せていて、視聴者からも好評です。

 番組には完全に演技で出演陣をひっかきまわしている仕掛け人“オオカミくん”が紛れていて、あまりのモテぶりや優しい言動から“オオカミくん疑惑”も出ていますが、“オオカミくんだったとしてもいい!”と、圧倒的な人気を誇っていますね」(前同)

■BOOM宮沢の息子は演技の道へ歩んだ

「島唄」や「風になりたい」など、多くの名曲を手がけてきて2014年に解散した『THE BOOM』のボーカルである宮沢和史(54)の息子である宮沢氷魚(ひお・26)は、音楽ではなく俳優とモデル業で活躍している。活動は順調で、今年10月9日には『メンズノンノ』(集英社)で初の表紙を飾った。

「ドラマでは17年の『コウノドリ』(TBS系)で研修医役でレギュラー出演を果たしたほか、21年に公開予定の大泉洋(47)主演の映画『騙し絵の牙』で新人小説家として、大泉と深くかかわる役を演じるなど、非常に波に乗っていますね。

 ちなみに、18年の『ananNEWS』インタビューによると、歌は“音域が狭すぎるのか、サビの高い声が出ない”、『島唄』は“Aメロまでしか声が出ません”と、あまり歌がうまくないことを告白していました」(専門誌記者)

 しかし、演技ではすでに光るものを見せているほか、身長184センチでイケメン。歌を補って余りあるポテンシャルを秘めているといえるだろう。9月24日発売『アエラスタイルマガジンvol.47』(朝日新聞出版)では、「学生時代は絵を描いたり彫刻をしたり、エッチングなども好きで取り組んでいた」「最近はリノリウム版画を使い、チャリティTシャツを製作した」と、芸術的素養も持ち合わせていることが分かる。

■超大物歌手のサラブレッドは世界レベルの活躍

「活躍ぶりで、他者の追随を許さないのはONEOKROCK(ワンオク)のTaka(32)ですね。両親が森進一(72)と森昌子(61)というサラブレッドです。

 中学1年生の時点でジャニーズJr.として活動したほか、結成後すぐに事務所を辞めてしまったのですが、NEWSの結成メンバーにも選抜されるなど、若い頃から才能の片りんを見せていました」(前出の専門誌記者)

 幼稚舎から高校までずっと慶應義塾生だったが、05年に慶應義塾湘南藤沢高等部を中退し、ワンオクに加入。その後は着実にステップアップを重ねて、世界各国でワールドツアーを行ったほか、ストリーミングサービス『Spotify』で「海外で最も再生された国内アーティスト」に17,18年度の2年連続で1位を記録し、まさに世界レベルのミュージシャンとして、圧巻の活躍ぶりを見せている。

 蛙の子は蛙。Kaitoのように大物アーティストの親を持つことで悩むことも多いだろうが、それぞれの持ち味を存分に生かし、ファンを魅了してほしいーー。

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