お笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣が10月16日放送の「ダウンタウンなう」（フジテレビ系）に出演し、先輩にタメ口をきくタレントに対して物申している。

　この日の番組では好評だった「酒のツマミになる話」が放送され、出演者全員がほろ酔いの状態でトークを展開。ダウンタウンの松本人志が現在バラエティ番組で大活躍中のユーチューバー・フワちゃんについて、同じく“バラドル”として人気を極めた若槻千夏に「どんな感じで見てるの？」と聞くと、若槻はフワちゃん人気が一過性ではなく「長く続くと思います」と評価。

　これに松本も「あの子、頭良いよね」と同調し、若槻曰く、フワちゃんは指原莉乃と同じ感覚で喋る事ができる存在で、「年下なのに年下の感じがしない」のだという。

　すると、ここで柴田が「これ、今更言うのダサいんですけど、タメ口をきくタレントってどうなんですか？」と問題提起。続けて「僕はフワちゃんにタメ口をきかれても文句言ったことないし、他のそういった方々にも文句言ったことないですけど、俺がリスペクトしてる人にタメ口を使われてるのが、俺、めちゃくちゃ腹立つんですよ」と訴えた。

　普段、柴田は“タメ口タレント”を叱ることはしないものの、「本当は俺、めちゃくちゃ嫌なの！　このご時世、そういうタレントも認めなきゃってなってるけど、なんですかアレ！」と感情を爆発。しかし、若槻からは「でも柴田さんはダサいと思う」「じゃあ本人にそれを言えば？　ここで言うことじゃない」と一蹴されていた。

「柴田の見解には千鳥のノブが『俺は柴田さんの肩を持つよ』と加勢したが、他の共演者からはあまり賛同を得られず。柴田は、自分がタメ口をきかれるのはOKだとしつつ、俺の尊敬する人にタメ口をきくのであれば、『俺を通せよ！』と主張していました。ネットではこの柴田の意見に対する共感が圧倒的多数となっており、『柴田さん、よく言ってくれました』『いいこと言うね！　自身へのタメ口より、自分がリスペクトしてる人へのタメ口が嫌っていうのが礼節を重んじる柴田らしい』『視聴者は柴田を支持する人の方が多いだろうよ』との声が続出。また、そんな柴田を“ダサい”と表現した若槻には『少し嫌いになりました』『これに噛み付いた若槻の1人負け』といった反応が寄せられています。スタジオのタレント陣とは異なり、視聴者目線では柴田の見解に対する賛同が多かったですね」（テレビ誌ライター）

　古くはモデルのローラや水沢アリー、最近ではYOSHIらハーフタレントや帰国子女が大御所を相手にタメ口をきくスタイルを見せていたが、最初は物珍しさからチヤホヤされたり面白がられていたものの、やがてそうした態度に眉を顰める世論が大勢となった。やはり日本は礼儀の国。芸能界という郷に入るのであれば、郷に従うことも必要なのかもしれない。

（木村慎吾）