上沼恵美子から『鬼滅の刃』!関西テレビ「鬼からボタモチ」の裏側!!

日刊大衆

画像は『快傑えみちゃんねる』公式サイトより
画像は『快傑えみちゃんねる』公式サイトより

 公開4日目で興行収入50億円を突破するなど、社会現象となっている映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』。現在の勢いが続けば、最速で興行収入100億円に達するとまで言われている。

 10月21日には関西テレビが、金曜19時枠でアニメ『鬼滅の刃』を10月23日から12月4日までレギュラー放送すると発表した。10月10日にフジテレビ系の「土曜プレミアム」枠で「兄弟の絆」(第1~5話)、10月17日に「那田蜘蛛山編」(第15~21話)を放送し、その反響を受けてのレギュラー化だという。

 関西テレビの金曜19時枠では、7月24日まで上沼恵美子(65)がMCを務める『快傑えみちゃんねる』が25年間にわたって放送されていた。

 同番組は1995年にスタートし、関西テレビを代表する名物番組として親しまれてきた。しかし、事前に何のアナウンスもなく急きょ終了することに決まった。『えみちゃんねる』終了後には、坂上忍(53)MCの『坂上どうぶつ王国』が放送されていた。

「あまりにも突然すぎる番組終了の布石となったのが、上沼さんと、カジサックことお笑いコンビ・キングコング梶原雄太さん(40)のトラブルですよね」(制作会社関係者)

■梶原が上沼の冠番組から連続降板

 梶原は2015年から『えみちゃんねる』にレギュラーとして出演。上沼も梶原をかわいがり、2016年のハワイロケの際には、カメラの回っていないところで梶原に高級腕時計を購入してあげていたという報道もある。

「ところが、6月中旬に行われた『えみちゃんねる』の番組収録中に上沼さんが梶原さんへのパワハラとも受け取れる“イジり”を連発。その直後となる6月末には、梶原さんが『えみちゃんねる』と『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)から降板しています。

 週刊誌でも梶原さんの降板騒動が報じられ、関西テレビとしてもパワハラを看過できないということで、番組上層部と上沼さんとで話し合いが持たれることになったんです。関西テレビの上層部は、事前にスタッフにヒアリングを行い、改善点などを細かく書き出して、上沼さんとの話し合いに臨んだそうなんです。ただ、そのヒアリング内容を提示してところ、上沼さんが激怒してしまったと。“そこまで言うならもう辞める!”となって、『えみちゃんねる』の終了が突如決まってしまったといいます。

 上沼さんの激怒で再放送もNGになり、関西テレビは頭を抱えたといいます。『坂上どうぶつ王国』はまさに“つなぎ”だったんでしょうね。そんな中、ここにきて『鬼滅の刃』という最高のコンテンツを持ってくることができたわけですから、関西テレビとしては棚からボタモチというか“鬼からボタモチ”といった感じかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 これまでアニメ『鬼滅の刃』は、TOKYO MXなどのローカル局や、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスで放送・配信されていた。ところが、ここにきてフジテレビが全面的にプッシュしていることに対しては批判的な声も上がっている。

 10月18日放送のラジオ『日曜日のへそ』(ニッポン放送)で、土田晃之(48)も「世間のみなさんは、(鬼滅の刃が)いつからフジテレビのものになったんだ? と思っているのでは」と皮肉交じりに語っている。

■上沼恵美子に“不要論”!?

「アニメは、さまざまなメディアミックスやタイアップができるということで、ここ最近はテレビ各局間でコンテンツの争奪戦状態になっています。そんな中、フジテレビと系列局の関西テレビが超キラーコンテンツの『鬼滅の刃』を自社で放送できるようになったのは、マンガ『鬼滅の刃』を発行する集英社とフジテレビが古くから“いい関係”を築いていたからです。

 フジテレビといえば、これまで『ドラゴンボール』や『ワンピース』など、集英社発のヒットコンテンツのアニメを手掛けてきましたからね。また、映画公開直前に『土曜プレミアム』枠で2週にわたって『鬼滅の刃』を放送したことも評価されたようです。

 劇場版『鬼滅の刃』がヒットした際には、莫大な額ではないのですが“宣伝協力費”というような形でフジテレビにも多少のお金が入るような形になっているそうです。そういったWIN―WINの関係を作っていくような上手い交渉もあり、関西テレビでも『鬼滅の刃』を放送することができた、と。

 ただ、関西テレビが『鬼滅の刃』を手に入れたことで上沼さんの立場は危うくなるのではないでしょうか。“西の女帝”として君臨する上沼さんですが、『鬼滅の刃』のような良いコンテンツがあるのであれば、いよいよ“不要論”も出てきかねない。上沼さんの対応は極めて大変だといいますし、いつまでも彼女に頼っていて良いわけはない。これをきっかけに関西テレビだけではなく、在阪のテレビ各局でも上沼さんの存在感が薄まっていく、そういうこともありそうです」(民放キー局ディレクター)

 女帝・上沼恵美子も『鬼滅の刃』の勢いに飲み込まれる!?

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