三浦春馬さん死の重大影響『カネ恋』から消された「大物俳優X」!

日刊大衆

三浦春馬
三浦春馬

 今年7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)の遺作となったドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の脚本家、大島里美によるシナリオブックが、KADOKAWAから10月20日に発売された。

『カネ恋』は、本来全8話の予定だったが、第4話を撮影している段階で三浦さんが急逝。ドラマ全体のお蔵入りも検討されたが、最終的に脚本を練り直すことで全4話の物語として、10月6日に完結した。

「今回のシナリオブックは、本来予定していた全8話分のエピソードが台本形式で収録されています。第4話については、三浦さんの死後に修正したバージョンではなく、本来予定していた第4話のシナリオが掲載されています。帯の“出演者も知らない本当の結末”というキャッチコピーは、やはり哀しさを感じさせますけどね」(女性誌記者)

 同書からは、第4話の「玲子(松岡茉優)が、消息不明だった父親(石丸幹二)に会いに行く」というエピソードまでは、大きな変更点もなかったことが読み取れる。

 しかし、ここで、非常に興味深いある人物の名前が浮かび上がってきたという。

■ベテラン俳優の出演がなかったことに

「ドラマの短縮の影響で1人、存在を抹消されたキャラクターがいたんです。本来の『カネ恋』は終盤で、物語の舞台となるおもちゃ会社『モンキーパス』を揺るがす大事件が起きて、玲子たちが辛い思いをする、という展開があったんですが、その際の重要人物“鷹野専務”というキャラクターが、第2話の時点ですでに登場していたんです」(前出の女性誌記者)

 実際に放送された第2話は、「若手ベンチャー企業の社長・山鹿(梶裕貴)が赤字事業の『わくわくスポーツランド』のリニューアルを新規提案するも、玲子の言葉に理念を思い出した『モンキーパス』社長で慶太(三浦春馬)の父親である猿渡富彦(草刈正雄)が断って破談になる」というストーリーだったが、実はこの商談の場面に、モンキーパスの“鷹野専務”も登場していたのだという。

「山鹿らの会社と、富彦を含めたモンキーパスの役員が4対4で会議室で商談をしている序盤と終盤の場面に“鷹野専務”は登場し、台詞もあったようですが、放送された第2話ではそんなキャラはいなかった。2話撮影の段階では三浦さんは存命で、該当シーンも撮影していたはずなんですよね」(前同)

■鷹野役が誰かは不明

 第2話の該当シーンで映っていた、草刈を除く3人のモンキーパス上層部のベテラン社員たちは、おそらく本来出演していた鷹野専務の俳優ではないと思われる。

「全員、役名のクレジットもありませんでした。鷹野専務は終盤の大きな壁となり、セリフも出番もかなり多い重要人物のため、無名の俳優を使うことは考えにくい。おそらく会議の場面は、三浦さんの死後に役者を変えて撮り直したのでは、と考えられます。この時点の鷹野は、顔見せ程度に出ただけですからね」(前出の女性誌記者)

 鷹野の部下である経理部長(池田成志)が51歳で、草刈演じた富彦が64歳だったことや、専務という役職から、俳優の年齢も50~60代だと考えられる。ほかのキャラクターの過去にも関わる重要な役どころだったことを踏まえても、かなりの大御所俳優が起用されていた可能性は高い。

「誰が演じたのかは明らかになっていませんが、おそらく嫌味な役が似合う俳優のはず。鷹野は脚本で見るかぎり、同局の『半沢直樹』に出ていても違和感のない、分かりやすい悪役でしたからね。

 同じプロデューサーの作品から推測して、『重版出来!』に出ていた生瀬勝久、『グランメゾン東京』の手塚とおる、『99.9』の甲本雅裕、そして大穴で『グッドワイフ』に出ていた博多華丸といった方々の顔が思い浮かびますね」(制作会社関係者)

 全4話で、きれいにまとめたスタッフには感謝しかないが、やはり本来のバージョンも観てみたかったーー。

「三浦春馬さん死の重大影響『カネ恋』から消された「大物俳優X」!」のページです。デイリーニュースオンラインは、おカネの切れ目が恋のはじまり草刈正雄松岡茉優梶裕貴半沢直樹エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る