高知東生55歳が語った!「薬物依存症とソーゼツ半生」 (2/5ページ)

日刊大衆

捕まる1年くらい前から僕は芸能界の仕事を休業して、10年以上打ち込んでいた美容ビジネスを大きくしようと、本腰を入れていました。ただ、その過程で、人間関係からくるトラブルに悩まされ続けていた。赤字も重なり、もうストレスが自分の中で処理できる量を超えていました。それでも周りを見返してやりたい一心で、無理を続けていたんです」

 そんなとき、ある席で知り合った女性と深い仲になり、さらに、2人でクスリに溺れるようになる。

「次第に、この女性を、“俺のことを、こんなに理解してくれ、秘密を分かち合えて、すべてをさらけ出せる”と思うようになりました。今思えば、大間違いなんですが、お互いのグチ、不安、恐怖なども話し合える彼女との時間に救いを求めていた。クスリを通じたゆがんだ関係ですから、正しいアドバイスなんてできるはずないと、今なら分かるんですけど……。事件で彼女にも大きな迷惑をかけてしまい、申し訳なく、後悔するばかりです」

 高知氏が最初に薬物と関わりを持ったのは、20歳前後。高知県から上京し、たまたま始めたホスト時代のことだった。

「ホストの出勤前、ディスコで遊ぶようになりました。バブル時代で自分と年齢のあまり変わらない人たちが、仕事をバリバリやって金を稼ぎ、いい車、理想の女性を手に入れ、ディスコのVIPルームで派手に遊んでいる。そうした人たちがあぶって吸っている様子が、田舎者の僕には“オシャレ”に見えた。深く考えることもなく、手を出してしまったんです」

 初めて体に取り入れた薬物。だが、その感想は「こんなものか」だった。

「クスリの効果よりも、これで、この人たちの仲間に入れた、認められた満足感のほうが大きかった。逮捕前の時期を除けば、僕がクスリを使う際には“仲間に入りたい”という気持ちが、いつもありました。ただ、僕のようなケースを“拍子抜けの体験”と言うんですが、実は、これが非常に危険。“これなら、いつでもやめられる”という勘違いを起こさせて、結局、依存症に陥るからです。実際、僕もずっと勘違いしていました」

■専門医から病気と言われて

 高知氏は保釈後、専門医に「薬物依存症です」と告げられたが、否定し続けた。

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