【何故?】そろそろ新米の季節!ところで昔は新米よりも古米の方が高価だった (2/3ページ)
こうした食感は米に含まれている水分量が影響しているようで、収穫から年月が経ってほどよく水分が抜けた古米の方が、昔の人には好まれたと言います。
でも、長期保存していれば品質≒味が少なからず劣化する筈だ……と思っていたら、昔は米を籾(もみ。殻)つきの状態で保存するので、玄米の状態で保存する現代に比べて劣化は穏やかでした。
それで中世は古米の方が新米より高価だったそうですが、理由は他にもあって、古米の方が「同じ量で、たくさん食べられる」のです。
どういう事かと言いますと、同じ一合の米を買っても、新米と古米では炊いた時に水を吸って膨らむ量に違いが出てきます。
すでに十分な水分を含んでいる新米よりも、水分が抜けた古米の方がよく水を吸う(欲しがる?)ようで、こういうところにも米が「生きている」ことを実感できますね。
具体的には新米に比べて1.1~1.3倍ほどに膨らむそうで、史料をひもとくと当時の米価格もそのくらいの差額がついており、中には「古米と偽って新米を混ぜ込む」という、一種の食品偽装まで行われていたと言います。