年末年始17連休になる、と間違った解釈でネットに拡散

秒刊サンデー

年末年始17連休になる、と間違った解釈でネットに拡散

image:秒刊SUNDAY

連休が増えるということで喜ぶ人もいれば、仕事がなくなるということで、残念や不安に思う方も居るわけです。つまり「連休」に関してポジティブな考え方だけでなく、様々な要因が重なってくることを予め考えなければなりません。そんな中、こちらの提言が、ネットでは物議を醸しております。

17連休になる・・・という提言

政府、年末年始の休暇延長提言へ 11日まで、企業に働きかけ https://t.co/c2nuF0DWcC

— 47NEWS (@47news) October 23, 2020

ということで報道によりますと、政府が年末年始の休暇延長を低減しているということです。つまり年末から11日の成人式の日まで、連休を取るように。ということです。

とんでもない休みがぶっこまれた・・・という印象ですが、まず落ち着いて記事の方を確認いただきたいのですが以下のように記載されております。

 政府が23日に開く新型コロナウイルス感染症対策分科会で、年末年始の休暇の延長を提言することが分かった。来年1月4日の月曜日を仕事始めとする企業が多いとみられ、帰省や旅行、初詣などによる人出増を分散するため、11日の成人の日まで休みを延ばすよう働き掛ける。

引用:共同新聞

さてこの報道から読み取れるのは、法律や要請で17連休になる、ということではなく、あくまで企業に働きかける「提言」をするということです。

つまり、17連休にするという、法律上の休日を増やすという強い意味合いではなく、あくまで「そうしたらどうでしょう(案)」であり、言ってみれば、そうするといいんじゃないかぐらいのニュアンス。

しかし「政府が提言」という言葉=「法律で決まった」と誤解する人も多く、早くも不安の声が広がっているようです。

どうしていつもこう、土日祝休みで連休が取れるタイプの人前提で物事決めようとするのか……#17連休 pic.twitter.com/oqfDg4PsSP

— まつえ バスマン (@matsue_busman) October 26, 2020

政府が唐突に年末年始17連休の要請をするというのですが、ただでさえ最も苦しい立場に追い込まれている非正規労働者は一体どうなるのでしょうか。収入は半分以下に落ち込んで生活なんて出来ませんよ。雇用調整助成金の特例も年内までですし、一気に破綻します。政府がやるべきは補償です。

— 異邦人 (@Narodovlastiye) October 26, 2020

17連休だからってサービス業や小売業の方々が17連勤になるわけじゃないけど

世間の皆さんが17連休になる=客層が17日間最悪になる

だよね。年末年始の客層最悪なのが17日間続くなんてゾッとする

— レジ店員@スーパー (@kusobokumetsu) October 26, 2020

いずれにせよ、その提言が、政府の要請のように聞こえてしまう企業にとっては、そうしなければならないのではないかと不安になる企業も多いようで、結果的に、従業員が苦しめられる恐れもあります。

以前は、GWの後地獄の6月が始まると話題になりましたが

果たして17連休は、どれほどの企業で取り入れられるのでしょうか。

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