８月２５日発売の『ＦＬＡＳＨ』（光文社）で、モデル風の美女との不倫旅行が報じられたラッパーのＺｅｅｂｒａ（４９）。

　報道直後、Ｚｅｅｂｒａは「この度は自分の軽率な行動により、関係者の方々やファンの皆さまにご迷惑、ご心配をお掛けしてしまった事、心からお詫び申し上げます」と謝罪し、「自分の不甲斐ない行いにより大切な家族を傷つけてしまった事を、深く反省しております」と家族への思いをつづっていた。

　しかし、それから２か月後の１０月２７日発売の『ＦＬＡＳＨ』では再び、Ｚｅｅｂｒａと不倫旅行の美女が東京・品川区の高級マンションに入っていく姿をとらえたのだ。

「記事では、Ｚｅｅｂｒａはすでに家族とは別居していて、“不倫を反省している”というのもウソだ、という音楽関係者のコメントを掲載しています」（芸能記者）

　モデルで妻の中林美和（４１）は、前妻との間に２人の息子がいるＺｅｅｂｒａと２００２年に結婚。Ｚｅｅｂｒａとの間に２人の娘をもうけ、モデルの仕事を続けながら４人の子どもを育ててきた。

「中林は過去に、Ｚｅｅｂｒａからのモラハラをツイッターで告発したこともありましたが、それでも離婚には至りませんでした。しかし、“不倫だけは許せない”と２人の間ではすでに離婚が成立しているとも『ＦＬＡＳＨ』では伝えています」（前出の芸能記者）

■娘のリマのために離婚発表時期を調整？

　Ｚｅｅｂｒａと中林の次女のリマ（１６）は、日韓合同のグローバル・オーディションプロジェクト「Ｎｉｚｉ　Ｐｒｏｊｅｃｔ」で選出された、９人組アイドルグループ・ＮｉｚｉＵのメンバーとしてスターダムを駆け上がろうとしている。

「ＮｉｚｉＵは、１２月２日にリリースする１ｓｔシングル『Ｓｔｅｐ ａｎｄ ａ ｓｔｅｐ』でメジャーデビューを控えています。そのため、Ｚｅｅｂｒａはリマの芸能活動の邪魔にならないよう、１２月２日以降に離婚を発表するとされています。

　儒教文化が根づいている韓国は、日本以上に不倫に厳しいですから、娘の迷惑にならないよう、Ｚｅｅｂｒａも気を遣っているのではないでしょうか。また、一部では中林とＮｉｚｉＵの事務所が、離婚発表時期を調整しているともささやかれています。

　ファッション業界で中林は、気が強くてしっかり者のモデルとして知られているそうです。そのため、女性スタッフからの信頼は厚いのですが、おそらく気に回したら怖いタイプでもある、との評判。中林の興味は、かなり前にＺｅｅｂｒａからは離れていたのかもしれませんが、一生懸命がんばる娘の将来を“汚すわけにはいかない”と、綿密な調整が行われている可能性は高そうです」（前同）

■韓国で不倫は犯罪だった

　韓国では２０１５年まで、不倫は「姦通罪」という罪名で裁かれる犯罪で、芸能人や一般人を問わず、不倫は絶対的なタブーとされてきた。

　２００７年、当時のトップ女優のオク・ソリ（５１）は、夫と子どもがいながら不倫をしていたことが明らかになり、世間の激しいバッシングののち、芸能界引退まで追い詰められた。それだけにとどまらず、引退後に前夫から姦通罪で告訴され、懲役８か月執行猶予２年の判決を言い渡されている。

「逆に言えば、日本とは異なり、韓国の芸能界では不倫スキャンダルが報じられることは滅多にありません。しかし報じられたら最後、引退まで覚悟する必要があるほど、世間の目は厳しいんです。

　また、日本では“本人の問題であって子どもには無関係”と感じる人が多いでしょうが、韓国は儒教の国ですから、家族の結びつきも強い。家族の問題は連帯責任と感じる人は日本以上に多くて、“Ｚｅｅｂｒａの不倫＝リマの問題点”と見ている人もいるようです」（韓国エンタメ誌ライター）

■Ｚｅｅｂｒａの不倫はリマにも影響

　８月にＺｅｅｂｒａの不倫が報じられた際、韓国のネットユーザーからは「娘がかわいそう」「リマも被害者」などの同情的な声が上がった一方、「これで韓国での活躍はほぼないだろう」「リマには気の毒だが家族が問題だ」といった厳しい声もあった。

「父親であるＺｅｅｂｒａの不倫スキャンダルは、リマが韓国で活動していくにあたり、悪影響であることは間違いなさそうです。どのみち離婚をするのなら、デビューの前でも後でもそれほどイメージダウンに差はないかもしれません。

　ただ、デビュー前に離婚を発表し、もし大きな話題になってしまった際は、最悪の場合、リマが脱退するなんてことにもなりかねません。それぐらい韓国では不倫スキャンダルがＮＧだということです。

　韓国で徐々に知名度を上げてきていた女優の唐田えりか（２３）も、東出昌大（３２）との不倫が報じられた際には“二度と韓国コンテンツに出てほしくない”という厳しいバッシングが相次ぎましたからね」（前出の韓国エンタメ誌ライター）

■韓国での知名度は唐田えりかの方が上!?

　父親の不倫が報じられたリマが所属するＮｉｚｉＵが、韓国の芸能界で活躍することは難しいのだろうか？

「実は、韓国における知名度では現状、ＮｉｚｉＵよりも唐田さんのほうがはるかに上。日本では『Ｎｉｚｉ Ｐｒｏｊｅｃｔ』のほか、『スッキリ』（日本テレビ系）などでもオーディションの模様が放送され、注目を集めていました。しかし、韓国のメディアが取り上げることはほとんどないので、ＮｉｚｉＵのことを知っている人も、まだそれほど多くはありません。

　また、韓国人の中にはそもそもＮｉｚｉＵをＫ－ＰＯＰグループとしてではなくＪ－ＰＯＰのグループとして認識している人もいて、ＮｉｚｉＵの曲をＪ－ＰＯＰとして扱っている音楽チャートもあるほどですからね。

　２０１９年に日韓関係が急速に冷え込みましたが、それ以前にデビューしていたＴＷＩＣＥやＩＺ＊ＯＮＥと違って、今年１２月デビューのＮｉｚｉＵはスタート時点で韓国国内ではいい印象を持たれづらい。そんな中、メンバーの父親に不倫が報じられたというのは非常にマズい状況にあるとは言えそうです」（前同）

　１０月２３日にはＮｉｚｉＵのメンバーのミイヒ（１６）が、体調不良のため当面の間、治療と休養に専念することが発表された。

　デビュー前に波乱が相次いでいるＮｉｚｉＵだが、日本では若者を中心に圧倒的な人気を誇っている。１２月のメジャーデビュー、そして、２０２１年以降は音楽業界に旋風を巻き起こしてほしい！