「どこに行っても必要とされる人」になるためのビジネスの鉄則とは (2/2ページ)

新刊JP

忙しさにもまれていると、「確実にできることだけやる」という考えになりがちだが、難しいことにチャレンジする精神は忘れないようにしたい。

■いつの時代もビジネスの主体は「人間」 ならば人付き合いは避けられない

また、意見が分かれるのがビジネス上での人付き合いである。

プライベートの時間を大事にするということで、勤務時間外で仕事関係の人と交流するのを嫌う人がいる一方で、今のところどんなビジネスであっても主体は「人間」だ。だから、たくさんの人と交流して人間を見る目を磨いたり、味方を集めている人の方が、やはり仕事では有利だし、チャンスにも巡り合いやすい。

無理に飲み会に出たり、ランチを一緒に食べたりする必要はないが、業務外の人的交流すべてを毛嫌いすると、不利益も大きい。いろいろな人と会ってみて、そこで頼まれごとをしたら喜んで引き受けてみると、いつかは自分に返ってくる。これは、昔も今も変わらないビジネスの普遍の法則なのだ。

・自主的に努力しない人は論外だ
・「さぼりの心」は自分を惨めにする
・「できる、できない」で考えない「やるか、やらないか」で考える

など、本書の見出しには厳しく、耳が痛い言葉が並ぶ。そしてそもそも「自分を変えろ」というこの本のメッセージは、「自分は自分のままでいい」という最近よく耳にするメッセージとは対極にあるようにも見える。

ただ、「どこに行っても必要とされる人間」とはビジネスで周囲から抜きん出た人間だ。そこを目指す人間と、ひとまず心身ともに安らかにすごしたい人間とでは、必要な言葉は違う。もっと自分を成長させたい人、自分の可能性を追い求める人に、本書の言葉は役立ってくれるはずだ。

(新刊JP編集部)

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