打倒!織田信長に西国を放浪。室町幕府最後の将軍「足利義昭」の執念【前編】 (2/2ページ)
義昭と面会した頃の信長は尾張・美濃の二カ国を平定し勢いに乗っていたが、世間的にはまだまだ知名度は低く、周辺大名からも実力者とは見られていなかった。
上洛を成し遂げ名実ともに室町幕府15代将軍に就任したい義昭と、義昭を伴い上洛することで領土拡大を狙う信長の利害は一致しており、出会った頃の2人の関係性は表向き良好であった。
対立関係へ義昭と信長の関係性が悪化した明確な理由はわかっていない。
定説としては1569年の伊勢侵攻が原因とされている。結果的に和睦となった北畠氏に対する措置に関して、義昭と信長の意見が衝突したことで関係が悪化したというものだ。
関係悪化の原因は様々で1つに絞ることはできないが、上述の出来事以降、信長は義昭を牽制するために具体的な行動を起こし始める。
【中編】では対立関係が明確になった後の、2人の行動を追っていきたい。
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