北野武「竹内結子さんへの言葉」に反響「余生が長すぎる」は嵐・大野に…!?

日刊大衆

大野智(嵐)
大野智(嵐)

“ビートたけし”こと北野武(73)が、10月26日の『NEWSポストセブン』のインタビュー企画『北野武が語る「コロナ時代の閉塞感」との向き合い方』に登場。

「どうも社会全体がどんよりした空気に包まれてしまっている」と切り出し、今年9月27日に急逝した竹内結子さん(享年40)に言及した部分が話題となっている。

「たけしさんは、14年に松本清張作品原作のドラマ『黒い福音』(テレビ朝日系)で共演したときのことを振り返り、“感じがよくて、気遣いのできるさっぱりした人だった”“『芸能界にこんなスレていない女の子がいるんだな』と感心した”と振りかえり、彼女の自死について世間の“こんなきれいなのに”“幸せな家庭もあるのに”という声に関して言及したんです」(女性誌記者)

 たけしは世間の疑問の声を「当然」としつつも、

「忘れちゃいけないのは、それはあくまでも『客観的評価』だってことだよな。この人が、自分の仕事や生活をどう思っていたのかという『主観』の部分は結局誰にもわからない。ネットなんかじゃ『産後うつ』だとか推測されているらしいけど、人間の死ってのは、そんなに単純な理由で割り切れるもんじゃない」

 と、自身の考えを明かした。

■「日本の芸能界は『余生』が長い」

 さらに、命を絶った理由について、「本人すら『○○が理由だった』なんて、言葉で簡単に説明できやしないんじゃないかな」と、たけし自身が94年に起こしたバイク事故の際のことを語ったのだ。

「たけしさんは当時どこかに“投げやりな感じがあったかも”“何のために生きているのかってことばかり考えていたのは確か”としつつも、正直よく思い出せないとしています。そして、それを踏まえたうえで“当時の自分の感情を把握しきれてないんだから、他人の死の理由を推し量ろうなんて無理な話だよ”と、結論づけています」(前出の女性誌記者)

 また、たけしは、日本の芸能界について「『余生』が長くて大変」と語り、早いうちにスターになると、その勢いや熱を維持し続けるのは難しい、として、油断すると『この先の人生、もう大したことはできないんじゃないか』という恐怖が心を支配し始める、と、いわゆる“燃え尽き症候群”に近いものがあるのではないか、と警鐘を鳴らしている。

■心配される大野

「『余生』ということについては、芸能界というか、アーティストにとって避けて通れない試練ですよね。たとえば、星野源(39)は、19年10月の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、19年のドームツアー『POP VIRUS』が終わった際に“燃え尽き症候群みたいになっちゃって” “しばらく音楽できないやと思って”と話していました。現状、そういう話題で思い浮かぶのは、やはり大野智(39)かもしれませんね」(専門誌記者)

 今年12月末で芸能活動を休止する嵐。グループとしての活動を休止し、メンバーはそれぞれ芸能活動を続けることが明かされているが、大野だけは個人としても芸能活動を休止することが明言されている。

「そもそも嵐を結成する前の時点で、“ジャニーさん。俺、ダンスをしたくて(事務所に)入ったけど、もう極まったから辞めたいんだけど……”と話したこともある大野。嵐のメンバーとウマが合ったために続けてこれましたが、今年1月3日の『嵐ツボ』(フジテレビ系)でも、“十何年前から辞めたいと思っていた”“いろんな状況もあり、俺の感情を分かってくれる4人がずっといた状況もあったから”と、かなり前から辞めたがっていたことを明かしています」(前同)

■実は生真面目なタイプ

 そういう経緯もあり、どうも「やる気がない」「疲れた」という雰囲気をウリにもしている感のある大野。

 しかし、実際のところは「与えられたらキッチリ仕事はこなす」という、責任感の強いタイプの人間だ。今年4月14日号の『週刊女性』(主婦と生活社)で報じられたデビュー当時のエピソードからも、それがうかがえる。

「初期の嵐はJr.からすぐにデビューしたため、苦労も少なく、ハングリー精神が欠けていたといいます。歌番組に呼ばれた際も、本来若手はチャンスを掴もうと事前アンケートをなるべく埋めるようにしているんですが、嵐は当たり障りないエピソードばかりだったそうです。でも、大野だけはしっかり長文で書いていたそうですよ」(前出の女性誌記者)

 また、二宮和也(37)は、14年11月7日の『嵐15年目の告白 LIVE&DOCUMENT』(NHK総合)で、二宮がプロ意識を持つきっかけが大野だったことを明かしている。

■休止宣言を「命がけ」と話したことも

「02、03年ごろ。当時思うように売れなかった時期に松本潤(37)と櫻井翔(38)は“状況を打破するには、いまある仕事を全部投げ打って下剋上を起こすしかないと思うんだけど?”と、テコ入れを提案した。ところが、ふだんはめったに意見を口にしない大野が“いま目の前にあることを頑張れないやつが何を頑張れるんだ”と一喝したそうです。もっとも、大野本人はこの一件を完全に忘れていましたが(笑)」(前出の女性誌記者)

 番組内で大野は「そんなカッコいい言葉を言ったの?」としていたが、二宮は「すごい強かったんだよ。俺の仕事の根底はそこになっちゃったの」と、改めて大野に話していた。

「19年12月25日に東京ドームで行われたツアー最終公演でも“ツアーの最中に(活動)休止発表させてもらいましたけど、発表後の4月からのツアーは正直、不安でした。正直、怖かったです”と切り出し、“でも、本当にみんなが本当に優しい目で僕らを見ていてくれたから。本当に優しい顔で、見守ってくれたから。僕は今日、最後までやりきることができました”“今日まで4人の支えがなかったら、ここまで来られなかったし、4人にも感謝してます。この決断は僕にとって、本当に命がけでした……”と涙ながらに話したり、ファン思いで、プロ意識も高い。だからこそ、心配な部分もあるんですよね……」(前同)

■休止後の大野が気がかり

 嵐の活動休止は大野が“自由な生活がしてみたい”とメンバーに切り出したことがきっかけだった。一部週刊誌では、「宮古島などに移住し、趣味の釣りを思い切り楽しんでリフレッシュをするのでは」と報じているほか、今年『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で共演して意気投合したヒロシ(48)のように、1人でゆっくりソロキャンプを楽しむつもりではないか、という声もある。

「つまり1人でゆっくりしたい、ということですよね。しかし、ある程度ゆっくり落ち着いてくると今度はたけしさんの話していたように“この先の人生、もう大したことはできないんじゃないか”という恐怖が心を支配しはじめるかもしれない。

 大野はプロフェッショナルだっただけに、なおさらです。今回のたけしさんの言葉は言外に、大野や、今後も活動していく残りの嵐への警告も含まれているのかもしれません」(前出の女性誌記者)

 結成当時は平均年齢16.6歳の嵐だが、気付けば全員が30代後半。常人ではなし得ない経験を重ねてきたからこそ、その苦悩もなお深いのかもしれない……。

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