ノーザンvs社台 日曜の牝馬対決が熱い【POGの王道新馬予想】

日刊大衆

全兄にギベオンを持つクライミングリリー
全兄にギベオンを持つクライミングリリー

 デアリングタクト、コントレイルと3冠馬の連続達成に沸く競馬界。今週はアーモンドアイが史上初の芝GⅠ8勝目を挙げることができるか最大の注目だ。

 今週の新馬戦チェックは、土曜東京5R(芝1400m)から。

アヴェラーレ(父ドゥラメンテ、母アルビアーノ)はスピードがありますね。やればやるだけ時計が出る感じ。併せに行く際の脚が速く、唸るように伸びていました。初戦向きの気性、走りだと思います。

 あとはジュストコル(父Shalaa、母Jemayel)が大きくてパワータイプながら、坂路でビッシリやっても伸びるタイプ。ラスト1F12.1秒出していますからね。もしかしたらダート向きかもしれませんが、ここを使ってきたのは自信の表れではないでしょうか。

 馬券的に面白いのがスパイラルライズ(父ストロングリターン、母スパイラルポイント)。併せ馬で一度も負けていないんですよね。1週前調教も5馬身追走し2馬身先着と素晴らしい動きを見せています。激走してもおかしくないですよ」(トラックマン)

 続いて土曜東京6R(ダート1600m)。

アナンシエーション(父Union Rags、母Acquant)は跳びが大きくて迫力あるフットワークをしています。初戦から勝ち負けできる動きをしていますね。あとはアメリカンエール(父Tapit、母Sindy With an S)もダート向きのパワーがあり注目です。フィールザワールド(父ブラックタイド、母フィールザビュウ)は遅生まれでこれからの馬ですが、堅実な血統でいて奥もありそう。先々楽しみですよ」(前出のトラックマン)

 続いて月が替わる日曜東京4R(芝1800m)。ここは1頭強力な馬がいる。

「この中ならレッドロワ(父ディープインパクト、母プラヤデシエルタ)が良いですね。馬体も追い切りも素晴らしい。9月末から乗っており、ステルヴィオにも食らいついていましたからね。モノが違うかもしれません。

 もう1頭挙げるならグレートマジシャン(父ディープインパクト、母ナイトマジック)。見栄えより走らない血統なのが心配ですが、この馬も走るフォームが良い。斬れないタイプのディープかもしれませんが、素質は間違いないです」(前出のトラックマン)

■国枝厩舎から新たな刺客が登場

 ラストは東京5R(芝1600m、牝馬限定)。注目は素質馬が揃う国枝厩舎のクライミングリリー(父ディープインパクト、母コンテスティッド)だろう。

 3月の撮影時には「スタッフからは“走りにブレがない”と高評価です」(社台ファーム青田力也氏)、「いかにも速い脚があって飛んできそうなイメージ」(国枝師)と素質を認められていた。

「クライミングリリーは弾むようなフットワークをしていますね。活力があり、バネもあるし、エンジンも良さそう。普通なら勝ち負けになるでしょう。

 それ以外ならクイーンズキトゥン(父ディープインパクト、母ステファニーズキトゥン)の馬体がシャープで走るフォームも良い。肌艶も良いですよ。アップストリーム(父キングカメハメハ、母アユサン)も1週前にフィエールマンと併せ、最終追い切りでもココロノトウダイと併せてラスト1F12.3秒を馬なりでマーク。しっかり乗り込まれ、馬券圏内は十分にありそうです」(前出のトラックマン)

 このあとに走るアーモンドアイのようなスター牝馬が誕生するか。注目だ。

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