もしも宇宙人がいたとして、地球を見ることができる星はどれくらいあるのか?1004と予測(米研究) (2/3ページ)

カラパイア



 また光の変化を分析することで、惑星の大気に含まれる化学物質の構成を知ることもできる。ここに生物がいなければ絶対に発生しないガスが含まれていれば、それは生命の存在を証明することにもなる。

 実績のある方法だが、トランジット法には弱点もある。それはこの方法によって検出できる系外惑星は、それが公転している恒星と地球とに挟まれるような位置にあるものだけだということだ。

 地球から見たときに恒星の光を遮ってくれるような位置を通過していなければ、トランジット法で惑星の有無を判定することができない。

太陽系外惑星探査
iStock

・326光年以内に地球を見ることができる星は1004個

 リサ・カルテネッガー氏が調べたのは、天文学者がやっているのとは反対に、地球をトランジット法で見つけられる位置にある星がどのくらいあるのかということだ。

 「TESSインプット・カタログ」(TESSによる観測の基礎となる既存の天体観測データ)やESAの探査機「ガイア」のデータから明らかになったその数は、100パーセク(326光年)の範囲内に1004個だったとのこと。

 これらの星は地球の視線上にあり、また距離も近いために、太陽を横切る地球を見つけられるだけでなく、地球に宿る生命の化学的サインをも検出できると考えられるそうだ。

 うち508個は太陽を通過する地球を毎回10時間以上観察できる角度にある。地球を見つけ出し、その大気に含まれる生命のサインを検出するには絶好の位置だという。

 また1004個のうち5%は、仮にそのハビタブルゾーンの中に惑星があったとしても、知的生命が進化するには若すぎるという。

 だが残りの95%は、生命が誕生して数十億年間、進化できるだけの年齢を重ねている。地球の事例から考えるなら、条件さえそろっていれば知的生命が進化するには十分な時間だろう。
「もしも宇宙人がいたとして、地球を見ることができる星はどれくらいあるのか?1004と予測(米研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る