世界が注目したアメリカ大統領選。大接戦で、アメリカ国内は大混乱になりました。あれだけマスコミにバッシングされ、言動も滅茶苦茶のトランプ氏が何故これほど票を集めたのか？ ニュースだけ追っていてもアメリカの本質に迫れません。『アメリカ人の本音 THE TRUTH ABOUT AMERICANS』桜の花出版 マックス・フォン・シュラー (著) では、ドイツ系アメリカ人である著者が、アメリカ人が絶対口にしないアメリカ人の本音を、日米の歴史から解説しています。マックス氏は、アメリカ人の本音について「会話は闘いである。ビジネスは戦争である。勝たなければ人生に価値がない」「騙されたら、騙された方が悪い」「相手をうまくごまかすのは、頭が良い証拠」と指摘していますが、本書を読むと、ニュースの裏側が読めるようになるのではないでしょうか？

不可解なアメリカを理解するには
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクの言葉ですが、本書では、日米の歴史からポイントを絞って語っています。
その日、その日のニュースを追いかけるのに疲れた方々も多いのではないかと思います。
歴史を学ぶことで、ニュースの時間内では語れないその背景が分かれば、ニュースの理解も違ってくることでしょう。表面的な現象を分析しても、今後のアメリカの変化は予測できません。そして、アメリカの変化による今後の日本への影響は計り知れません。

同じパターンを繰り返す
マックス氏は、『アメリカ人の本音』の中で、アメリカ人の行動パターンについて、言及しています。そのパターンを理解すれば、優位に立つことができるでしょう。
マックス氏の指摘は、とてもシンプルです。だからこそ、いろいろな場面に遭遇した際に、同じパターンの行動を読み取ることが出来ます。
「まず、アメリカ人は会話は戦いであると考えます。誰かが勝ち、誰かが負ける。日本人にはお互いに理解しあうという考えが有ります」
「アメリカではアメリカ人が意図的に挑発的な事を言います。日本人は議論をする時に、皆の妥協点を探します。アメリカ人は議論をする時に、他の人の立場を潰すようにして、自分の考えを他の人に強要します。