志尊淳『極主夫道』コミカル玉木宏を支える完璧“無限殴られ”演技

日刊大衆

志尊淳
志尊淳

極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)で、元極道の龍を演じる玉木宏(40)が本当にカッコ面白い! まさに漫画から飛び出したよう。第1話を見るまでは「残念な香りがする」と思っていたが、今ではそんな不安などはるか彼方。一週間で一番楽しみな時間となっている。

 玉木は『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)のシリアスな演技ももちろん良かったが、コミカルな演技が入ると、爆発的に華が立つ人だと思う。映画『ウォーターボーイズ』連続テレビ小説あさが来た』(NHK)そして『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)! 今回、天雀会会長役で竹中直人(64)が出演しており、2人の並びに「ミルヒーと千秋様……!」と胸が熱くなった視聴者も多かったようだ。

 面白いのは玉木だけではない。虎二郎役の滝藤賢一(44)。クレープをオラつきながら作るシーン「トルォピカルフルーウツゥ、ジャンボデルァックススペシャルフルーツゥ(トロピカルフルーツジャンボデラックススペシャルフルーツ)!」で恋に落ちた。PTA会長の無邪気な鈴木浩介(45)も再登場してほしいし、3人でのインスタ撮影会の回を見たい!

 そして女性陣も素晴らしい。登場すると自然に口角が上がってしまうのが、稲森いずみ(48)とMEGUMI(39)。雲雀姐さんを演じる稲森は、彼女のシーンだけまとめて見逃し配信で見たくなるほど美しい。会長・竹中直人へのツンデレな態度、そしてスーパーマーケットの店長・本多力(41)とのボケツッコミ。こんなに彼女の演技にテンションが上がったのは、1998年の『ハッピーマニア』(フジテレビ系)のシゲカヨ以来かも。もうどんどん出てほしい! MEGUMIは低いドスのきいた声が活かされていて、まさにハマり役である。

■コメディ展開はもう終わり?

 最後に、このドラマの土台をガッツリ支えているのが、志尊淳(25)。彼演じる雅が殴られるのを合図に、話が進んでいくといっても過言ではないほど殴られている。ちゃんとコメディになる殴られっぷりと明るい笑顔を彼が見せているからこそ、このドラマはあっけらかんと楽しいのだ。見た目は子犬、俳優としての強さは獅子レベル。ものすごい可能性を感じる。

 今年の秋の日曜は毎週このドラマで気楽になれると思っていたが、11月1日放送の第4話のラストで異変が。突然シリアスになってびっくり……。このまま闇展開になるのか? まさか? いや、最近のドラマはたまにその「まさか」が本当になるので安心できない。どんなトンデモなきっかけでもいいので、コメディのU字回復を願う!(田中稲)

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