コンビニで手軽に買える「チョイ足し・元気になる」健康食材
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何かと忙しい毎日。つい、おろそかになりがちなのが日々の健康管理だ。
「薬を飲むほどじゃないけど、血圧が高いのと、食生活が不規則で、どうしてもメタボ気味。でも、サプリや健康食品は面倒だし、値段もねえ……。ちょっと敷居が高いな」(50代・長距離トラック運転手)
そんな働き盛りの中高年にオススメしたいのが、身近で便利なコンビニの活用だ。健康スポーツ医の木村好珠氏も、こう言う。
「コンビニでよく売られているようなお弁当は、炭水化物が多く、それだけでは野菜が不足しがちです。生野菜のサラダをつける、あるいは、お惣菜の筑前煮などを加えることで、栄養のバランスが良くなります」
そこで本誌は、実際にコンビニで買える“健康食材”を厳選。弁当や自宅での食事の際、“チョイ足し”すれば、体調の悩みにも効果アリの逸品ぞろいだ。まず、冒頭のトラック運転手のような方にオススメしたいのが、梅干しなどのすっぱい食材だ。
「クエン酸や酢酸などの働きで代謝がアップして、血流が良くなります。さらに、高血圧を防ぎ、内臓脂肪を減らし、腸の善玉菌を活発にするなど、いいことずくめです」(健康雑誌記者)
腸内環境の改善には、キムチもいい。コンビニでは、食べきれるよう、小分けサイズで売られていることも。
「キムチは、ヨーグルトと同じくらい乳酸菌が入っていて、腸の働きを整えてくれます。トウガラシは代謝を上げて、脂肪を分解しやすくする。免疫力アップにも効果アリです」(前同)
同じく発酵食品の納豆は、血液をサラサラにする効果もある。
「胃腸にいい納豆菌が有名ですが、ナットウキナーゼという酵素には、血栓を溶かしやすくする効果があります。心筋梗塞や脳梗塞などの予防にもつながります」(医療雑誌編集者)
惣菜コーナーに並ぶひじき煮は低カロリー。食物繊維が豊富で胃腸に優しい。
「食物繊維が胃腸の調子を整えてくれて、ビタミン、ヨウ素、カリウムなどのミネラルもたっぷり入っている、健康惣菜です」(前同)
動脈硬化や高血圧の予防・改善に効果があるのが、DHAやEPAが豊富なサバ缶だ。前出の木村氏も、こう言う。
「サバの味噌煮は、手軽にたんぱく質が取れて、特にダイエットしている人にオススメの一品です」
■飲み物も健康に
おかずだけでなく、飲み物でも健康に気遣える。
「血圧を下げたり、血糖値を押さえる効果がある、カテキンたっぷりの緑茶は、コンビニでも安く買えます。カテキンは肝臓のダメージを防ぐので、飲んべえにもオススメです」(前出の記者)
豆乳やスムージーは、女性向けのイメージが強いが、実は男性こそ口にすべき健康食材だ。
「豆乳に含まれるイソフラボンは、前立腺がんの予防にも有効とされ、コレステロールを下げる作用もあります。野菜スムージーは“糖分過多で不健康”という話もありますが、最近では砂糖無添加のものが発売されています」(前出の医療雑誌編集者)
改めて見ると、コンビニは健康食材の宝庫。医療ジャーナリストの牧潤二氏は、その理由をこう語る。
「以前は若い独身男性をターゲットにしていたコンビニも、最近は50~60代が多く利用するようになりました。店舗数が多く、競争が激しいので、付加価値として健康的な食品を売るようになっています。コンビニも、最近は“健康”をキーワードにしています」
コンビニをうまく使って、健康になろう!