ダウンタウン浜田とマツコ・デラックスが「キメハラ」回避できたワケ!

日刊大衆

浜田雅功(ダウンタウン)、マツコ・デラックス
浜田雅功(ダウンタウン)、マツコ・デラックス

 10月16日に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』。公開されるやいなやたちまち話題になり、興行収入もまたたくまに200億円を突破し、歴代興収ランキングで5位に入った。

「世間は空前の“鬼滅の刃ブーム”になっています。ただ、このブームは10月の映画公開で巻き起こったものではなく、2019年4月から9月まで放送されていたテレビアニメの放送から火がついて始まったものです。LiSA(33)の歌うアニメのオープニング曲『紅蓮華』が2019年の『NHK紅白歌合戦』で歌われていていることからも、昨年末時点での人気の沸騰ぶりがわかりますよね」(アニメ誌ライター)

 10月2日発売のコミックス第22巻をもって、電子版を含むシリーズ累計発行部数が1億部を突破すると集英社より発表されたが、2019年9月のアニメ終了時での累計は1200万部。放送終了後の1年間で8800万部も数字を伸ばしており、アニメが終わってからも人気が拡大していたことがわかる。

■拡がり続けるブームの陰で

 今年5月には、人気絶頂の中で連載が最終回を迎えたが、それでも勢いはまったく止まらなかった。

「今年に入り、タレントたちがSNSでコスプレを披露するなど、『鬼滅の刃』ブームが芸能界にも押し寄せてきました。右も左も『鬼滅』という中で、満を持して映画『無限列車編』が10月に公開されて、さらに盛り上がりぶりが顕著になりました」(前出のアニメ誌ライター)

 映画の公開でさらに人気に拍車がかかり、まだまだブームが続きそうな『鬼滅の刃』。しかし、主人公の竈門炭治郎や炎柱・煉獄杏寿郎の活躍に世間が燃える一方で、「キメハラ」という言葉も生まれている。

「作品のファンが見てない人に対して“見ようよ”と視聴を押し付けたり、“見てない、読んでないのがおかしい”と価値観を押し付けたりする行為や、“面白くない”と他人に言えない雰囲気を称したもので、ネット上だけでなく、11月3日放送の『グッとラック!』(TBS系)となどメディアでも取り上げられています」(WEB編集者)

■志らくの力説も炎上!

 11月8日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に立川志らく(57)が出演。『鬼滅の刃』の話題になると、アニメは未視聴でコミックも「1巻読んでやめてしまった」と明かした。

「この時、志らくは作品に興味があるとしつつ“みんな面白い、面白いって言うけど、私がリスペクトしている人がまだ面白いって言い出してない”とコメント。山田洋次監督(89)やビートたけし(北野武・73)らリスペクトしている人から勧められたら見る、という考えを示しました。

 志らくなりの考えで、正しいも間違いもないのですが、ネット上で“一巻だけ読んで全てを否定するところは人間の浅さを表している”“ は?逃げてんじゃねーよ。はよ読んでつまらないと言えや”など、批判的なコメントが多数寄せられてしまいました。読んでいない、見ていないは罪ではないにしても、言い方によってはこうした批判が飛んでくることもある。やはり、“キメハラ”は少々やっかいですね」(前出のWEB編集者)

■「キメハラ」回避の2人とは?

 芸能記者は言う。

「志らくのようにちょっとした炎上状態になる人もいれば、見事に“キメハラ”を回避した人もいます。マツコ・デラックス(48)とダウンタウン浜田雅功(57)は見事でしたね」

 11月9日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、キメハラが取り上げられた。

「マツコは、他人からブームを押し付けられることについて“(抵抗は)まったくないわね”とコメント。昨年の『紅白』にも出場したOfficial髭男dismを、コロナ禍での休みでようやく聞いたと話しており、普段からあまり流行を追いかけるタイプではないようです。

 そのため、“そういうの(流行りもの)を話さないようにしている。薄い知識で言っちゃうと、そういう人たちにしてみたら、すごく不愉快なのも分かるから。浅知恵でしゃべらないようにしている”ということだそうです。その上で、『鬼滅の刃』について“総攻撃を受けることを覚悟で言うんですけど、『鬼滅の刃』も1分も見たことがないので”と明かしました」(前同)

■マツコの丁寧で正直な告白に共感!

 ネット上ではマツコの話に対して「それでいい。世間で流行ってるからといって右習えして見る必要は無い」「見ないと言う選択は自分に正直でいいと思います」といった意見が寄せられている。

「マツコは、自らが視聴していないと正直に話し、浅知恵で喋らないようにしていると『鬼滅』ファンに対しての配慮も見せていました。こうしたところが批判的な意見がなかった要因なのではないでしょうか」(前出の芸能記者)

 浜田は、8月1日放送の『HEY!HEY!NEO!』(フジテレビ系)にLiSAが出演した際、『鬼滅の刃』に微妙な反応を見せていたという。

「LiSAは『鬼滅の刃』のオープニングを歌ったブームの貢献者の1人です。当然、番組でも『紅蓮華』についての話題が出たのですが、浜田は“これあなたが歌ってるの?”と驚いたような反応を見せました。その後、LiSAと松本人志(57)が作品についてのトークに盛り上がったものの、浜田はどうもピンと来ていない様子だったんです」(前同)

■浜田が『鬼滅の刃』に興味ゼロなのは期待通り!

 浜田は、『鬼滅の刃』の話題についていけないことを、松本とLiSAにツッコまれたが、「この漫画があるっていうのは知ってますよ」と弁明した。

「名前は知っていても、話題についてこれないあたり、『鬼滅の刃』をほぼ知らないよう。というより、あのしらこいリアクションは、本当はまったく知らなかったのではないでしょうか(笑)。ネット上では、“浜田さん鬼滅の刃知らないの!?”との声もありましたね。

 ただ、“浜ちゃん、知らないようだ、鬼滅、期待をうらぎらない。ドラマ見てるんだろうな”“浜ちゃんは絶対 鬼滅の刃興味無いと思ってた”といった、“期待通り”という反応をする人もいました。浜田は、大のドラマ好きというのが知られていますし、アニメに興味を持つような人ではないとのイメージもあったのでしょう。それで批判が避けられたのかもしれません」(前出の芸能記者)

 両者の対応は、一般人が日常でキメハラを受けたとき、参考になるかもしれない。

「マツコのようにファンにも気遣いを見せつつ、丁寧に話す。または、浜田のようにブームとは完全に距離を置く。芸能界の巨人である両者のふるまいには、キメハラを避けるポイントがつまっている気がします」(前同)

 さすが、というべき浜田とマツコ。『鬼滅の刃』にまったく興味がない人は、大いに参考になるのかもしれない。

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