のん主演映画“観客賞受賞”に感奮!「一緒に作品を盛り上げたい」

まいじつ

のん主演映画“観客賞受賞”に感奮!「一緒に作品を盛り上げたい」

11月9日、『第33回東京国際映画祭』のクロージングセレモニーが行われた。観客の投票によって決定する「東京プレミア2020」部門の観客賞には、大九明子監督の新作『私をくいとめて』(12月18日全国公開)が受賞。大丸監督の作品は、第30回『勝手にふるえてろ』に続き、二度目の受賞となる。

『私をくいとめて』は、おひとりさまの生活に慣れきり、脳内に相談役「A」を誕生させた、31歳のみつ子が年下男子に恋をし、そんな自分に戸惑いながらも、一歩前に進もうとするラブストーリーだ。

この日、主演の女優・のんと大九監督が登壇。のんは受賞した感想を聞かれると「今年は(東京国際映画祭において)観客の皆さんに選ばれた唯一の賞で、うれしく思います。私事ではありますが、何年かぶりの主演映画で、本当に心から喜びでいっぱいです。映画は観客の皆様に見ていただいて完成するものなので、大切に受け止めたいと思います。一緒に盛り上げて、頑張っていきたいです」と喜びを表した。

柳楽優弥「情熱を維持する追い風になってほしい」

続いて、クロージング作品『HOKUSAI』(2021年5月公開)の公式上映が実施。主演である、俳優・柳楽優弥とダンサー・田中泯、監督の橋本一、企画・脚本を務める河原れんらが登壇した。

『HOKUSAI』は、『富嶽三十六景』で知られる江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の人生を描いた作品だ。

柳楽は、映画にかけた思いについて聞かれると「世界的に有名な日本のアーティストを、時代劇で演じるのは初めてで、有意義な時間となりました。2020年は大きな転換期だと感じていますが、そういう中でしっかりと何かを目指す情熱を維持する追い風になってほしい。日本映画が大好きなので、負けずに盛り上げていきたい」とアツく語った。

そして田中は「北斎役に選ばれたのは、とても光栄なこと。ただひたすら、光栄な時間を過ごさせてもらいました。北斎があの世でどう思っているのか楽しみです」「〝自分の中に自分が生きている〟ことを意識しながら生きている人は〝ダンサー〟と呼んでいます。体の中に育つ、セリフのないダンサーとしての自分も充実させられた撮影現場でした」と振り返った。

コロナ禍において、映画界の未来へ希望の光を灯すべく、映画館での上映を基本として感染対策をとりながら閉幕を迎えた、今年の東京国際映画祭。各作品が個性を放ち、私たち観客をどのように鼓舞してくれるのか、楽しみだ。

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