受け身だとまずい。「良縁を逃しがちな人」の特徴3つ
どうして、こうも幸せな恋愛が手に入らないのか。
この世の多くの女性が(もしかすると貴女も)考えていらっしゃるかもしれません。
「一体幸せになれる恋愛はどこにあるの? ナルニア王国かどこかに冒険でもすれば見つかるの? 幸せの青い鳥みたいに近所に転がってるの?」
分かります、その気持ち。そんな貴女の期待に応えて、今回は「良縁(幸せになれる恋愛)」について解説します。
ぜひ、何をどうすればいいかを一緒に考えてみましょう。
■「良縁」ってどんな意味?
まず言葉の意味を探ってみましょう。
広辞苑をひも解くと、「良い縁組。につかわしい縁組」とあります。すごくシンプルな説明かと思います。現代風の言い方をすると「幸せになれる関係・相性の良い関係」だと言えるでしょう。
1人で生きるには、ちょっと人生は心もとない。
誰かと喜びや悲しみを分かち合いたい。
だからこそ世の女性が「良縁」に憧れるのは当然のことですよね。もちろん、この場合の「良縁」とは「長く続く誠実な関係」のことです。
■「良縁を逃しがちな人」に見られる特徴とは?
とはいえ「良縁」は「これは良縁ですよ!」と目に見える形で迫っては来ません。
さりげなく通り過ぎて行くものです。そこに気付けるのも女子力です。
ここで「良縁を逃しがちな人」の特徴に迫りましょう。
◇(1)受け身の精神である
とにかく受け身の精神なのです。
これが恋愛活動の至るところで顔を出します。自分からLINEを聞けなかったり、デートも誘われ待ちだったり、ひたすら会話も聞き役だったり──という具合です。
常に男性からのアプローチを待ってしまうのです。これは「自分からリスクを負った行動ができない(責任を負えない)」とも言えます。
このままでは、もし良縁が近付いてもスルーしてしまうことになります。
幸せは誰も運んで来てくれません。この足で歩いていかなくてはいけないのです。
令和では、「これは」と思ったら(良縁の匂いを感じたら)アクションして、自分から、ぶん取りに行くことも大事なのですよ。
せっかくの人生、受け身な姿勢のままでいるには、あまりにもったいないものです。
◇(2)ドキドキこそ恋愛だと考えている
とにかく「ドキドキこそ恋愛!」だと考えているパターンです。
もちろん完全に間違っていると言うつもりはありません。しかし「ドキドキ以外にも恋愛はある」と、お伝えしたいのです。
ドキドキは「感情が揺れ動いていること」です。
男性のせりふや、仕草や、目線や、姿勢にドキドキすることはあるでしょう。それで感情が揺らぐこともあるでしょう。さらに強引なアプローチに、ジェットコースターのように、ぐわんぐわんと感情が揺れまくることもあるでしょう。
しかし、それと恋愛感情は別物です。
感情が動くこと(動かされること)と、その相手を好きであることは別なのです。少なくともミルクティーとレモンティーの違いくらいには。
ここを知っているかどうかが女性の運命を大きく分けます。
初めから知っている女性もいますし、いろんな経験の後で実感した女性もいますし、気付いているのに刺激から離れられない女性もいるでしょう。それも人生です。
ただ良縁が欲しくなったら、このことを思い出していただけると幸いです。
◇(3)自分に自信がない
自信がない女性も良縁を逃しがちです。
なぜなら「私は幸せになる資格がない」「恋愛できる人間じゃない」「相手の気持ちに応えられない」と考えてしまうから。
その発想は「恋愛のことを考えると怖い」「好きな人を前に無力感を覚える」「私に近づく男性の気持ちが理解できない」という形となって表れます。
まさに良縁を逃すことになるのです。
良縁の方から近づいてきても、慌てて逃げ出すくらいのこともあるでしょう。
ちなみに、この場合の自信とは「恋愛に対する自信」というより「自分という存在に対する自信」と言った方が近いでしょう。
自分がしっかりしていない感じがするから、他人と関係を構築する段階で、つい怖くなってしまうのですね。
足場がしっかりしていない土地には、どんな建物も建築できません。まずは強くなること、ですよ。
■参考にしたい「良縁をつかみやすい人」の特徴
次に「良縁をつかみやすい人」の特徴を解説します。
当てはまっているのかを見るのはもちろん、この特徴を取り入れるようにすると、良縁が近づくかもしれません。ぜひ確かめてみましょう。
◇(1)他人に興味がある
すごく大事なことです。
そもそも「良縁をつかみやすい人」とは「他人に興味がある人」なのですね。
興味があるからこそ、いろんな場所に行って、他人と関わって、相手を知ろうとすることができるのです。そこから恋愛が生まれるのです。
反対に、他人に興味がないと、誰ともコミュニケーションできなくなります。しようというモチベーションがゼロなわけですから。これじゃ「良縁」どころか「恋愛」も生まれづらいですよね。
では、他人に興味がない人は、何に興味があるのでしょうか?
それは「自分」です。
自分に夢中になっている分だけ、他人に目を向けられていないのですね。何が自分にとって心地良いか、心地悪いか、という視点で物事を判断しすぎなのかもしれません。
いったん自分の気持ちを置いて、顔を上げて、他人が何を考えているかに目を向けてみると風向きが変わるかもしれませんよ。
◇(2)落ち着いた恋愛を知っている
これも重要なことです。
よろしいでしょうか。そもそも本当の恋愛は「穏やかさ」を秘めているものなのですよ。ここを見逃すと「良縁」は遠くなるかもしれません。
これは「ドキドキする恋愛」を否定しているのではありません。この世には、刺激的でありながら、穏やかさを秘めている恋愛もありますから。
私たちが関係を長く続けるには(お互いに誠実であるには)、落ち着きが必要なのです。
それは「感情に振り回されない恋愛」とも言えるでしょう。
これは感情を無視するということではありません。
むしろ友好的に感情と握手するということです。ただ感情の言うことばかり聞くのではありません。しっかり理性も保って、パートナーシップを築こうという話です。
どうか暖炉の炎のように穏やかな恋愛もあるのだと知ってくださいませ。
◇(3)自分は幸せになるべきだと思っている
これもとても重要なこと(というか全部重要なこと)です。
とにかく「自分は幸せになるべきだ」と思っていること。
この気持ちが抜けていると、いざ「良縁」が近づいてきた時に「私に幸せはふさわしくない」と、逃げ出すことにもなりかねません。
よく「人生はイメージした通りになる」という言葉がありますよね。
まさに。これも愛すべき人間の習性として「イメージしていなかった人生が幸運にも訪れた場合、驚いて返品してしまう」ことがあるのですよ。
めちゃくちゃもったいないですよね。
だからこそ「自分は幸せになるべきだ」と考えておかなくてはならないのです。
少しだけ難しいことかもしれません。しかし、よく考えてみたら、これって当たり前の話だとも思いませんか?
■良縁を引き寄せるかも? 京都のおすすめ神社3選
ここでは「京都の縁結び神社」のご紹介をしたいと思います。
もちろん全国にも恋愛神社はあります。
とはいえ、何かと気の詰まることの多い世の中ですから、タイミングを見ながらではありますが、ちょっと足を伸ばして小旅行も楽しんでもらえたらなという意図も込めて、今回は京都の神社をセレクトいたしました。
ちなみに、1泊2日で3社とも回ることができるくらいの距離感ですよ。
◇(1)貴船神社
京都市左京区、緑に囲まれた貴船(きふね)神社。
山の奥深くにある、とにかく景色が素晴らしい神社です。
約1300年前にはすでに御社殿造替が行われたという社伝があり、かなり古くから存在しています。
この神社の特徴は、何といっても「水」です。高龗神(たかおかみのかみ)という水の神様が祭られています。湧水を汲みに訪れる方もいるほど。
大人気なのが「水占みくじ」です。
おみくじを御神水に浮かべると、じわっと文字が浮かんでくるのです。風情があるじゃないですか。
澄んだ水のような癒やしをもたらしてくれる貴船神社は、何かと忙しい日々を送る貴女におすすめです。癒やし系パワースポットだといえるでしょう。
【住所】京都市左京区鞍馬貴船町180 【HP】http://kifunejinja.jp/ 【交通】叡山電車「貴船口」駅下車→京都バス「貴船」下車→徒歩約5分
◇(2)下鴨神社
京都市左京区にある下鴨神社。
正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」という名前で、2000年以上前からあったとされる神社です。
京阪電車の終点、出町柳駅より、静かな風の吹く「糺の森(ただすのもり)」を抜けると、下鴨神社の朱色の鳥居が見えてきます。
下鴨神社には、『古事記』や『日本書紀』に登場するような最古の縁結びの神々が祭られています。
そしてなんと、『君が代』に歌われる「さざれ石(苔のついた岩石)」もあります。ありがたみがすごいですね。
【住所】京都市左京区下鴨泉川町59 【HP】https://www.shimogamo-jinja.or.jp/ 【交通】京阪電車「出町柳」駅より徒歩約12分
◇(3)安井金比羅宮
京都市東山区にある安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)。
あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ神社として知られています。
忘れるべき恋愛や、離れようとも離れられない関係――そんな悪縁をブッた切って、他の良縁を結ぶために進もうというポジティブなパワースポットです。
【住所】京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70 【HP】http://www.yasui-konpiragu.or.jp/ 【交通】京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分
良縁は見つけるものではなく、育てるもの
最後に1つだけ。
なんのかんのとお伝えしましたが、本質的には、多分「良縁」は探すものではないと思うのです。少なくとも、野生のウサギのように急に見かけるものではないでしょう。
むしろ「普通の縁」を「良縁」にできるかにかかっていると思うのです。
一見すると、地味で、インスタ映えもしない出会いかもしれません。
しかし、それでも貴女を幸せにする恋愛には成り得るはずなのです。
貴女にとって、何が「普通の縁」で、何が「良縁」なのかは、お任せします。
けれど、このことを、少しでも覚えておいていただけると幸いです。
貴女に幸せが舞い降りるように願っております。
(文:浅田悠介、イラスト:hitomi)
※画像はイメージです