『鬼滅の刃』は流行るべくして流行った!? ブームを予言していた漫画家たち

まいじつ

『鬼滅の刃』は流行るべくして流行った!? ブームを予言していた漫画家たち

ヒット作を生み出してきた人気漫画家は、やはり漫画界の流行に敏感な模様。現在『鬼滅の刃』が社会現象を巻き起こしているが、だいぶ前から同作を推していた漫画家は少なくない。

まずは『シグルイ』や『覚悟のススメ』でお馴染みの漫画家・山口貴由。同氏は2018年のインタビューで「最近読んでいる漫画」を聞かれ、『鬼滅の刃』をあげていた。また、インタビューの中で山口は、『鬼滅の刃』について「1コマ1コマに血が通っているのがいい」と評価。『鬼滅の刃』の単行本で数えると10巻が出たあたりの時期だが、この頃から同作の魅力を見抜いていたようだ。

2018年といえば、『メイドインアビス』のつくしあきひとも、自身のツイッターで絶賛。彼自身も圧倒的な画力と骨太なストーリーで多くの漫画ファンを魅了してきた作家だが、《昨日、鬼滅おもしろすぎて新幹線降り過ごすとこだった(れんごくさんとこ)》とツイートしていた。

『ONE PIECE』尾田栄一郎だけは「鬼滅の刃」に無関心?

その他にも、『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治が比較的初期の頃に、絶賛のコメントを帯に寄せるなど、『週刊少年ジャンプ』のレジェンド作家も注目していた模様。

また漫画家ではないが、『TYPE-MOON』のシナリオライター・奈須きのこも、2016年の『4Gamer』のインタビューで「2016年に、個人的に注目した(している)人物」を聞かれ、「漫画家の吾峠呼世晴さん。理由は『鬼滅の刃』を読めば分かる」と答えている。

「多くのレジェンドたちが『鬼滅の刃』に熱視線を送る一方で、ネット上では《尾田栄一郎だけは全然注目してなさそう》などと囁かれています。というのも以前、尾田は『最近ジャンプはあまり読まなくなりました』と語ったことがあるのだとか。また一部の漫画ファンの間では、《尾田っちが鬼滅の人気に嫉妬してる》というウワサが流れているようです」(芸能記者)

しかし、尾田は昨年オリコンの年間コミックランキングで『鬼滅の刃』が初のTOP10入りを果たした際に、「『鬼滅の刃』の盛り上がりはもちろん、ジャンプは今若い作家さん達が熱をおびてます」と好意的なコメントを残している。彼が『鬼滅の刃』の人気に嫉妬しているというのは、いたずらに対立を煽るネット民の妄言だろう。

ただ一つ確かなのは、多くの〝同業者〟が『鬼滅の刃』の面白さを認めているということ。まさに『鬼滅の刃』は、流行るべくして流行った作品と言えそうだ。

【画像】

Dean Drobot / Shutterstock

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