GⅠ開催の裏でスター候補性誕生か!?【POGの王道新馬予想】
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予想
アーモンドアイのジャパンカップ参戦が発表され大いに沸いた競馬界。どの馬が勝つのかというより、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトのうち少なくとも2頭が敗れてしまうということが信じ難くもある。今から楽しみで仕方ないが、今週はエリザベス女王杯が開催される。その他にも3重賞が組まれているなど、資金がいくらあっても足りなくなってきそうだ。メインレースの前に、新馬戦でガッチリいきたいところだ。
まずは今日の東京4R(芝1800m)から。頭数は7頭と少ないが、評判馬が揃い面白いレースになりそうだ。
注目はプレミアエンブレム(父ルーラーシップ、母メジャーエンブレム)。阪神JF、NHKマイルCを勝利したメジャーエンブレムの初仔になる。調教の動きをトラックマンに確認すると、
「まだ体の使い方を分かっていない部分があるのですが、持っている能力が違う感じがします。2頭と併せて7~8馬身ちぎるなど凄い走りをしていました。ハードなトレーニングをして身になっているし、仕上がりとしては完璧だと思います」
と、絶賛。鞍上は母の主戦を務めていたルメール騎手を配するなど、デビュー戦勝利に向け抜かりはなさそうだ。
「相手はアンダープロット(父ハーツクライ、母マチカネタマカズラ)。馬体重は480㌔前後なんですが軽さがある。負荷をかけてもケロッとしていますし、素質がありそうですね。
あとはタイムトゥヘヴン(父ロードカナロア、母キストゥヘヴン)。追い切りがポリトラック中心なので、負荷という面では心配ですが、併せても常に優勢ですし、伸びのあるフォームをしているので走ってきそうですね。
穴っぽいところではケイアイイモーテル(父キングカメハメハ、母ナイルクイーン)がオススメです。胸の厚みがあって見栄えが良く、古馬のような風格があります。推進力がある走りをしていますし、面白いと思いますよ」(前出のトラックマン)
■堀厩舎の中でもトップクラスの馬体!
続いて東京6R(芝1400m)。ホウオウマルゴー(父ディープインパクト、母ハヴユーゴーンアウェイ)は2019年のセレクトセールで、1億3000万円という高値で落札され注目を集めた1頭だ。
「ホウオウマルゴーはまだ非力っぽさがあるのですが、追い切りの動きは抜群。今のチップは重いのですが、ケロッとしている。重心が低く乱れがないフォームにも好感が持てますね。本命にしていいと思います。
対抗はルージュアドラブル(父ロードカナロア、母ココロノアイ)。今週の追い切りは気持ち遅れたのですが、それは相手を待っていた部分もあるので、気にしなくていい。芯が入っていて走りっぷりも良いので、初戦から狙いたいタイプですね」(前出のトラックマン)
日曜は東京5R(芝1600m)をピックアップ。POG的な注目はフェットデメール(父エピファネイア、母ディアデラマドレ)。
合同撮影時には、育成先のノーザンファーム早来で「運動神経の良さを感じさせる、バネの利いたいい動きをしています。素軽さもあり、これは母から受け継いだのかもしれませんね」と高い評価を受けていた。その後の成長具合はどうか。
「体がまだ小さく、乗っている助手さんの大きさが目立っています。まだ成長待ちな面も否めませんね」(前出のトラックマン)
と、少し辛口な評価。
「ここはカフェカエサル(父ラブリーデイ、母プロミネント)に期待したいです。調教を始めた当初は重くて古馬に太刀打ちできていなかったのが、ここにきてグングンと上がっています。最終追い切り持ったまま抜けていました。堀厩舎の2歳馬の中で血統は地味に映るのですが、見た目だけなら1、2を争うんじゃないでしょうか。
堅実な血統のトゥルーアート(父ダイワメジャー、母イグジビットワン)はしっかり攻め込んでいて、キレもありそう。メリハリの利いた調教をこなしていて、ここは楽しみですよ」
フェットデメールの馬体が寂しそうであれば、この2頭を軸に勝負しても面白いかもしれない。
最後に重賞の予想はこちら。
デイリー杯2歳S ◎レッドベルオーブ〇ホウオウアマゾン▲スーパーホープ
武蔵野S ◎サンライズノヴァ〇タイムフライヤー▲メイショウワザシ
福島記念 ◎アドマイヤジャスタ〇ロードクエスト▲マイネルファンロン
エリザベス女王杯 ◎ウインマリリン〇ウインマイティー▲ラッキーライラック