木村拓哉『教場2』は怪我の功名?伊藤健太郎の代役は「演技の天才」!

日刊大衆

木村拓哉
木村拓哉

 2021年1月3日、4日に放送される木村拓哉(48)主演のドラマ『教場2』(フジテレビ系)。今年1月4日、5日に1作目が放送され、2夜ともに世帯視聴率が15%台、個人でも個人全体視聴率が9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という好成績を残した。

「数字面だけでなく、“俳優・木村拓哉”のイメージを大きく変えた作品との声もありました。それまであった“何を演じてもキムタク”との声を、『教場』での鬼気迫る演技でかき消し、作品としても高い評価を受けました。数字と質の良さも兼ね備えた近年まれに見る名作とあって、フジテレビは『教場2』は正月の命運を握る重要な作品と位置づけ、大いに期待していたんです」(制作会社関係者)

 ところが、出演が予定されていた1人の俳優の思わぬ事件で、すべてが変わった。

「10月29日、出演予定だった伊藤健太郎(23)が、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕されたことですよね」(前同)

■もう使えない伊藤の出演シーン

 伊藤は、逮捕前日の10月28日、東京都渋谷区の路上で、自身が運転する車と2人乗りバイクとの衝突したものの、現場を離れてしまったという。

「もし現場から離れずにしかるべき対応をしていたら、逮捕はされなかった。報道されている内容を聞く限りでは、イメージは最悪ですよね。しかも、放送まで2か月ほどというタイミングでの事件でしたから、一時はお蔵入り、なんて話も出たといいます」(前出の制作会社関係者)

 すでに撮影も進んでいる人気作、しかも国民的スター・木村拓哉の主演作に生じたトラブルだけに、衝撃は大きかった。

「伊藤は、1月5日放送の『教場』の終盤にも生徒として少しだけ映っていて、次回作への出演を匂わせていたんですが、その演出も事件のせいで無意味になった。伊藤が出演しているシーンは使えず、再撮影になります」(前同)

■代役は期待の演技派ジャニーズ

 11月12日発売の『女性セブン』(小学館)によると、『教場2』の伊藤は危うく車で人をひき殺しかける生徒役で、その伊藤の代役がジャニーズWEST重岡大毅(28)になると伝えている。

「重岡は、役者としての実力が高く評価されています。木村や二宮和也(37)のような演技派ジャニーズの新星として期待されています」(女性誌記者)

 ジャニーズきっての演技派・重岡は、自身がメインパーソナリティーを務めた8月22日の『24時間テレビ』(日本テレビ系)内にて放送された故・志村けんさんのドラマ『誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-』で、主人公の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)テレビディレクター・保科を演じた。

「重岡はアイドルであるにもかかわらず、ライブステージに立っているときのような華はしまいこんで、裏方であるディレクターの役を完璧に演じていました。重岡の個性が悪目立ちをせず、視聴者がストーリーに入り込める演技で、ネット上でも“めちゃくちゃ自然で引き込まれた”“本当に志村けんさんとディレクターさんのやり取りを見てるようだった”との声がありました」(前同)

■重岡の出世作は「マジムカつく」

『誰も知らない志村けん』も好評だった重岡だが、世間一般に彼の演技力を広く示したのが、今年1月期に放送された吉高由里子(32)主演のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)だった。この作品で重岡は、週刊誌記者で、吉高演じるケイトの彼氏・野中春樹役を演じた。

「ドラマでは、ケイトの父親に関する話がきっかけで、2人は1話で早々に別れてしまうんです。ただ、重岡演じる野中はここからが見どころでした。ケイトへの未練があって酔って家に上がり込んで泣き言を言い始めるなど、極端な行動に走り、彼女への思いがどんどん歪んでいきます。

 終盤ではケイトの出生の秘密を他誌にリーク。自らが所属する週刊イースト編集部内を大混乱に陥れ、退職届けを出した後に社内で大声を張り上げるという奇行も見せていました。

 恐怖すら感じさせる怪演ぶりで話題を呼び、“野中が最悪過ぎてマジムカつくわ。この子、ジャニーズなんだね。いい役者さんになりそう”“本当にジャニーズがやる役じゃない”といった声を集めました。重岡といえばこの役を思い浮かべる人も少なくないですし、現在のところの彼の看板作品になっているかもしれませんね」(前出の女性誌記者)

■天才カメレオン俳優

 重岡がこれまで演じてきたキャラクターは様々だ。

「2019年7月期に放送された『これは経費で落ちません!』(NHK)では、野中役とは逆でアイドルらしい爽やかさを活かして、主人公の彼氏役を好演。同年1月期の『節約ロック』(日本テレビ系)では、可愛さあふれる陽キャ男子を面白おかしく演じていました。重岡は、ある特定の雰囲気や性格のキャラがハマるというわけではなく、コメディでもシリアスでも恋愛でも、どんな役をやっても馴染んでみせる。これは重岡の最大の魅力かもしれません」(前出の女性誌記者)

 まさにカメレオン俳優と呼ぶにふさわしい活躍で、SNS上では「演技は本当に天才的」「演技が素晴らしくて天才」といった声も寄せられている。

「『教場2』は再撮影という緊急トラブルに加え、星野源(39)と新垣結衣(32)出演のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)と放送日がバッティングする可能性もあると言われ、1作目と違って障害が多い。

 そんな中、演技力が評価されている重岡が伊藤の代役となったのは、怪我の功名かもしれません。事件の影響で良くも悪くも注目を集める役柄でしょうし、重岡の名演は、今作のハイライトを作ってくれるかもしれません」(前同)

 危うく人をひき殺しかける生徒――演技力が問われそうな役で、重岡の快演が再び見られることは必至だろう。重岡の役者人生に新たな伝説が刻まれようとしている。

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