浜田雅功が爆笑問題から枠強奪!!令和でも「ダウンタウン無双」のワケ!

日刊大衆

浜田雅功(ダウンタウン)
浜田雅功(ダウンタウン)

「テレビ界は今、未曾有の危機にあります。コロナ不況が直撃し、各局本当にお金がない。来年の春以降がもっと厳しくなると言われていますが、それに備えるように、来春で“続ける理由ない”番組がいくつか打ち切りになります」(制作会社関係者)

 その言葉の通り、25年にわたって続く、久本雅美(62)がMCを務めてきた『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)、30年以上続く森本穀郎(81)MCの『噂の!東京マガジン』(TBS系)の2番組が2021年3月に終了することが明らかになった。

「テレビ各局では近年、世帯視聴率ではなく13~49歳の“コア層”と呼ばれる若年層、ファミリー層の個人視聴率を重視しています。

 シニア層の視聴率がよくても、若い世代の視聴率が悪いと“広告を打つ意味がない”と考えるスポンサーが多いため、テレビ局としては広告収入に直結するコア層に見てもらえる番組作りを徹底しつつあります。

『メレンゲの気持ち』も『噂の!東京マガジン』もかなりの長寿番組ですが、そういった番組は視聴者も高齢化していきます。そのため、コア層の視聴率を望めないという判断になり、番組の打ち切りが決まったのでしょう。加えて、長寿番組は、かつての景気の良かった頃に作られていますので、出演者のギャラを含めた制作費が高いんです。それも大きな打ち切りの要因となります」(前同)

 さらにもう1番組、かつての人気番組が、来年3月に終了することになるという。

■爆笑問題番組の後釜は15年ぶり復活番組!

爆笑問題がMCを務めるTBSの『爆報!THEフライデー』(金曜19時~20時)の打ち切りが決まったそうですよ」(放送作家)

『爆報』は2011年10月にスタートした情報バラエティ番組で、かつて芸能界を一世風靡した有名人の裏側や知られざる話を掘り下げたり、芸能界の事件について取り上げることが多い。

「かつて『爆報』は20%に迫るような世帯高視聴率を獲得し、その後の『ぴったんこカンカン』、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』への流れを作り、金曜日の夜のTBSの独り勝ちを牽引する存在でした。しかし、最近は視聴率一桁に低迷。視聴者離れの原因としてTBS内部でも言われていたのは、ネタの枯渇と、そもそも現代は同番組のような内容がもはや求められていない、ということでした。

 また、内容的に興味を持ってくれるのは年長者ばかりで、コア層の個人視聴率が望めない。そのため、2、3年前から、『爆報』を打ち切り、MCの爆笑問題を残して、まったくの新企画で新番組を立ち上げようという会議が行われていたといいます。しかしどうやら、そうはならなかったようですね……」(前同)

『爆報』の終了後に始まる新番組――。

ダウンタウン浜田雅功さん(57)がMCを務める『オオカミ少年』が再びレギュラー化するといいます」(同)

『オオカミ少年』は2004年10月から2005年9月まで深夜枠で放送されていた、あらゆるジャンルの情報が「ウソ」か「ホント」かを当てるクイズ番組。今年3月には約15年ぶりに特別番組として放送され、8月14日にも『オオカミ少年2時間SP』が19時からのゴールデン帯で放送されていた。

「浜田さんは木曜19時からもTBS系の『プレバト!!』でMCを務めていますが、翌日の金曜の同時間帯にもMCを務めることになりそうです。今回、『オオカミ少年』が15年ぶりにレギュラー化したのは、やはりダウンタウンの浜田さんだから、というのが大きかったのではないでしょうか。TBSでは『水曜日のダウンタウン』が好評ですからね」(民放キー局ディレクター)

■8時間生放送の『お笑いの日』も大成功

『水曜日のダウンタウン』は、世帯視聴率はそれほど高くはないものの、若者層の個人視聴率は高く、加えて多くの若者がSNSなどで話題にし、放送直後から番組の内容がネットニュースで取り上げられることも少なくない。

「『オオカミ少年』を担当している制作会社も『水曜日のダウンタウン』と同じです。また、ダウンタウンの2人は9月26日には8時間にわたってお笑いだけにフィーチャーした番組『お笑いの日2020』でもMCを務めましたが、こちらも視聴率が大変良く、放送された全時間帯でトップを獲得したとか。評判も抜群で、早くも来年の放送が決定したといいます。お笑いだけで8時間特番を成立させたことには、他局のバラエティ番組関係者にも衝撃が走り、またそれができたのは“ダウンタウンの看板があったから”という話になっていました。

 また、浜田さんの相方の松本人志さん(57)は、単独で『IPPONグランプリ』や『人志松本のすべらない話』などのキラーコンテンツを生み出してきましたが、10月24日には『まっちゃんねる』(すべてフジテレビ系)という新たな実験的番組にも挑戦しています。

 松本さんといえば、Amazonプライムビデオでも『ドキュメンタル』を始めたり、57歳を迎えた今も、自分からアイデアを出し、若手の演出家やディレクターと一緒になって新しいことに挑戦し続けていますよね」(前出の民放キー局ディレクター)

 超大御所となった今も、安定を求めず新たな試みを続けるダウンタウン。その姿勢が、若い視聴者の心もつかんでいるということか。

「視聴率の見方が変わり、世帯視聴率よりも個人視聴率、特に若者層の数字が重視されるようになり、そこでダウンタウンの評価がまた上がったと言えるでしょう。

 さらに、ダウンタウンには、『NHK紅白歌合戦』に次ぐ大晦日の国民的番組、日本テレビの『絶対に笑ってはいけない』シリーズもある。幅広い層の人が見てくれる『絶対に笑ってはいけない』、ファミリー層、高齢者層も大好きな浜田さんMCの『プレバト!!』、そして『水曜日のダウンタウン』など若者層から熱い支持を受ける番組、全世代を押さえているのがダウンタウンは、現代のお笑い界の最強アイコンでしょう。来春始まるという浜田さんの『オオカミ少年』も、そんなダウンタウンの“ブランド”に期待している部分はあるでしょうね」(前同)

 ダウンタウンがトップに君臨するお笑い界の序列は、まだまだ変わることはなさそうだ。

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