フワちゃん、ヒカキン、水溜り「テレビかぶれYouTuber」の大炎上理由!
チャンネル登録者数434万人を誇る、人気YouTuberの水溜りボンドが10月30日に投稿した動画『素直に思っていることをお話させてください。』に批判が殺到しているという。
「水溜りボンドが投稿したのは、トミー(27)とカンタ(26)の2人だけによるトーク動画です。2020年の活動を振り返りつつ、思ったことを正直に言うというものでした」(WEB編集者)
今年の水溜りボンドは、ラジオ番組『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)、初の地上波レギュラー番組『水溜りボンドの〇〇いくってよ』(テレビ神奈川)のスタートと、マスメディアへの進出が目立った。
「露出するメディアの数が増え、規模も大きくなったのですが、そのぶん、視聴者との距離が徐々に遠くなっていったと感じたようで、トミーは“視聴者の方とか、ファンの方との距離を保ってきた中で、そうやって(ラジオやテレビに)出ることによって、確かに遠い存在のように感じることも、みんなは増えたりするのかな”と語りました」(前同)
■チケットが売れずに愚痴
動画は途中から、2021年1月10日に東京国際フォーラム・ホールAで開催されるイベント『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)リスナーアミーゴ フェスティバル』の話題に移り、チケットの話も出た。
「動画を投稿した10月30日の3時から番組最速先行チケットの先着販売が行われたのですが、即完売にはならなかったんです。これにカンタは“実際めちゃくちゃ悔しい”と心境を明かし、トミーは“シンプルに実力不足”“僕の数字的な判断がめっちゃミスってたなと思ったんで、これ本当に申し訳なかったな”などと完売しなかったことへの反省を漏らしています。動画の終盤にも“僕らが受けてた期待からしたら、大人はがっかり”など愚痴のような話もしていました」(前出のWEB編集者)
水溜りボンドのイベント翌日には、同じ東京国際フォーラム・ホールAでテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行(44)の『ANN』イベントも行われるが、こちらは10月29日3時の受付開始から1時間でチケットが即完売した。
「水溜りボンドは、大人気YouTuberとしてのプライドもある中、同じ会場で、同じラジオのファンイベントなのに、人気プロデューサーとはいえテレビ東京社員の佐久間氏が達成した即完売ができなかったことが、相当悔しかったのではないでしょうか」(前同)
■愚痴り動画に批判殺到
この動画が公開されると、ファンから「なんでチケ完売しなかったことを動画にして視聴者に伝えようと思ったんだよ」「何が言いたいのか全然伝わってこないしチケット売れてないのはお前たちのせいだって言われてるような感じがして不愉快すぎる」「チケットがどうとか裏の話をわざわざする必要なくない?そんな現実的な話をこんな真面目なトーンでされたら冷めるよ」などのコメントが殺到した。
「批判の内容は今回の動画のことだけにかかわらず、“トミーとカンタが対等な関係に見えなくなった”“謙虚だったのにかなり自意識過剰になられてしまった”“ブランディングとかビジネス感をどうしても感じてしまって、ちょっと苦手”など、多岐にわたります。動画の公開から2週間近く経ちますが、コメントが集まり続けていて止まる気配がありません」(前出のWEB編集者)
■マスメディア露出への批判
コメント欄には「2人がメディアにたくさん出る事によって得ることよりも、もっと大切な物を失っていっている」、「テレビタレントでもなく人気俳優でもなくYouTuberであるということを忘れてはならない」「トミーさんの言う『ブランディング』としてはテレビとかの露出は逆効果だったんじゃないかな」「自分たちすごいでしょ!?感があるなとは前から思ってたけど。イベント、雑誌掲載、テレビ、ラジオ関係のこと話してる時は特に」といった、マスメディア露出の増加に対する意見もあった。
「“最近動画再生のアベレージ下がったよね。単純に面白くなくなった”とのコメントがありましたが、本業のYouTubeが不調と言える状態です。それは改善できていないようですし、こうした不満が出てくるのは仕方ないでしょう」(前出のWEB編集者)
■人気動画は数年前ばかり
前出のWEB編集者は続ける。
「水溜りボンドの人気動画の上位のほとんどは、2〜4年前に投稿されたものばかり。ここ1年くらいはビッグヒットがほとんど出ていません。それどころか、再生回数も以前は100万回再生以上が普通だったのが、最近では数十万回程度が平均になっています。
動画のコメント欄でも同様の指摘がありましたが、無理に長尺にしているような動画があり、テンポが悪くダレてしまう。また、毎日投稿しているので仕方ない部分もありますが、鳥取砂丘でかくれんぼをしている最中に相方を置いて自分だけ帰る、架空請求業者同士を会話させる、といったパンチの強い企画がなくなってきているというのも、不調につながっているのではないでしょうか。
“ネット民”はテレビのような従来メディアを嫌う傾向にありますし、マスメディア出演は好調でも、YouTubeで結果を出せない彼らに不満があるのは当然かもしれません」
■「YouTubeに戻れよ」
テレビ出演で批判を受けたYouTuberは他にもいる。YouTuber芸人のフワちゃん(26)は、11月4日放送の 『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演し、「長時間収録が続くと不機嫌になる」と明かした。
「フワちゃんは、2時間以上の収録になると後半には集中力が切れてしまうというのです。この発言にSNSでは、“そんな軽い気持ちでやるんなら、テレビ出るのさっさとやめて、YouTubeに戻れよ”“嫌ならYouTubeだけやってろよ”“TV出るのやめれば良いのに”といった批判が寄せられてしまいました。フワちゃんは、自ら動画を編集して出すYouTubeチャンネル『フワちゃんTV』の更新が半年近く止まってしまっている状態です。もうYouTuberではなく、タレントと言ったほうが適しているのかもしれませんね」(ITライター)
トップYouTuberとして君臨するヒカキン(31)は、8月22日放送の『24時間テレビ』(日本テレビ系)にリモートで生出演したのだが、
「放送直前、ヒカキンが2012年8月27日に投稿した“24時間テレビやってたのかー。知らなかった。テレビがつまらんくなったというかネットが面白くなりすぎてるんだよねぇ”というツイートが掘り返されてしまったんです」(前同)
■テレビに媚を売っている?
出演中の番組を揶揄するような過去の発言が話題になってしまったヒカキンは、当該ツイートを削除したという。
「2012年12月にもヒカキンは、“久しぶりにテレビ見てるけどつまらな過ぎて泣けてきた(〇_〇)これはヤバイね”とツイートをしているんですが、当時は攻撃的な部分もあるイケイケYouTuberでしたからね。それが今ではバラエティ番組や『24時間テレビ』のような大型番組にでるようにもなり、状況は一変。そんな中、過去の尖った話が出てきて、焦って消したのかもしれません。
この対応に“8年前じゃ流石にしょうがない気がする”との声もあったものの、“ヒカキンレベルでもテレビ業界に媚び売ってるようじゃダメだな”“人気YouTuber日テレの犬になるの巻”と揶揄するコメントも少なくありませんでした」(前出のITライター)
YouTuberのテレビ出演も珍しくなくなってきているが、
「ネット民のテレビ嫌いの傾向を考えると、ネット世界のYouTubeと両立させるのは、簡単なことではないのでしょうね」(前同)
YouTubeとテレビ、媒体は違っても、変わらず見るものを楽しませてくれる存在であってほしい!