大みそか恒例の『ＮＨＫ紅白歌合戦』だが、２０２０年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、史上初めて無観客で行われることが発表された。１１月１３日にはスポーツ誌が、歌手のＪＵＪＵの初出場内定を報じた他、今年いっぱいで活動を休止する嵐や、昨年に引き続き『鬼滅の刃』の主題歌で大ブレイク中のＬｉＳＡなどの出場も濃厚と見られている。そこでここでは、１０～５０代の男女２００人に「今年の『ＮＨＫ紅白歌合戦』で見たいアーティスト」について大調査！

　第３位は、ＬｉＳＡ。

　人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華』がロングヒット、１０月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌『炎（ホムラ）』もヒット中のＬｉＳＡ。前述したとおり、昨年に続き、その人気はうなぎ上り。彼女を選んだ人からも「『鬼滅の刃』で大きく注目されて、新曲もヒットしているから」（１６歳／男性／学生・フリーター）、「圧倒的な歌唱力。映画『鬼滅の刃』の曲もヒットしているから」（２４歳／男性／総務・人事・事務）、「昨年の衣装も良かったが、今年もアニメ『鬼滅の刃』に関連する衣装を着て歌っているところを見てみたい」（４５歳／女性／総務・人事・事務）、「『鬼滅の刃』が好きで毎週のように聞いてるから。声もきれいだと思います」（２７歳／男性／コンピュータ関連技術職）、「『鬼滅の刃』の大ヒットは大きい。映画もあったし、劇中の名場面をバックに歌唱してほしい」（４７歳／男性）など、期待する声が大きかった。

■ぜひテレビで生歌を！

　第２位は、米津玄師。

　米津は８月にリリースされたアルバム『ＳＴＲＡＹ　ＳＨＥＥＰ』がミリオンセールスを突破。相変わらずメディアにはあまり露出はないが、高い人気を誇っている。２０１８年には米津の地元である徳島県からの中継で、紅白に初出場した。そんな米津には「歌唱力、表現力が高いから。あまりテレビに出ないので見たい」（２７歳／男性／出版・マスコミ関係）、「前回の紅白で、中継での歌声が素晴らしかったので、また生歌を聞いてみたいです」（４７歳／女性／主婦）、「楽曲が心に響いてくるから。盛り上がりそう」（２９歳／女性／総務・人事・事務）、「生でのパフォーマンスを見てみたいから」（２６歳／男性／総務・人事・事務）、「歌がいいから。パフォーマンスは特に何もしなくていいので、歌さえ聞かせていただければ！」（５３歳／女性／主婦）など、楽曲の良さと歌唱力を挙げる人が多かった。

■「思い出に残るパフォーマンスを」

　そして第１位は、嵐。

　１２月３１日をもってついに活動休止する嵐。紅白には、２００９年に初出場をはたしてから１１年連続で出場してきた。メンバー全員で司会を務めたり、２０１６年、２０１８年、２０１９年には大トリを飾るなど、いまや紅白になくてはならない存在といっても過言ではない。

　選んだ人からは、「休止前最後のパフォーマンスになる可能性が高いので、１５分ぐらいのスペシャルメドレーを見たい」（３６歳／女性）、「全員で一緒に歌っているところをテレビで見られなくなってしまうから」（３５歳／女性／コンピュータ関連以外の技術職）、「今年で活動休止になるので、思い出に残るパフォーマンスを期待しています」（５４歳／女性）、「歌も踊りも良いから。最後に５人でのパフォーマンスを見たい」（４２歳／女性／主婦）、「派手なパフォーマンスを期待。最後の舞台で大いに魅了してほしい」（５０歳／男性）、「やっぱり好きだから。これまでの思い出として、集大成的なパフォーマンスを見せてほしい」（２９歳／女性）と、活動休止前の嵐の姿を目に焼きつけたいという人が続出した。

　他には、サザンオールスターズ、Ｂ‘ｚ、中森明菜、宇多田ヒカルなどの出場を期待する人たちも多かった。いろいろあった２０２０年、最後を締めくくる『紅白歌合戦』を楽しみにしている人は多いようだ。