「つらい仕事」にやりがいを見出すために必要な考え方とは? (2/3ページ)

新刊JP

MRは営業なので、ノルマもありましたし。自分で言うのもなんですが、成績はよかったんです。だけど、その数字を作るためにあちこち走り回ったりというところで、辛いこともありましたね。

自社の薬を買ってもらうためにお医者さんのところに行くんですけど、やっぱり中には嫌な医者もいるんです。ひどい人なんて名刺を渡したら、そのままそれをゴミ箱に捨てますからね(笑)。

――数字に追われて仕事をするのって辛いじゃないですか。それをどのようにやりがいや楽しさに変えていかれたんですか?

石田:目の前の医師ではなくて、医師の向こうにいる患者さんに貢献できているんだと考えるようにしたことです。医師に薬を売るのではなくて、患者さんにきちんと薬が届くようにするために、こちらが医師を教育しないといけないということを考えるようになったら変わっていきましたね。

――視野が広がった感じですね。

石田:そうですね。もっといえば、開業医ってみんな自分の病院を繁盛させたいんですよ。そのためにはやはり患者さんを治すことですよね。その気持ちを汲み取って、自社の薬だけでなく他社の薬も勉強して、どの薬がどんな患者さんに合う、ということをアドバイスするようにしていましたし、「自分が病院長だったらどうするか」という視点で営業をしていました。そうなると、もう「ただ薬を売るだけ」という仕事とはやりがいが全然違います。病院側も自分を必要としてくれるようになる。どんどん仕事が楽しくなっていきましたし、当然成績もついてきました。

――石田さんが経営されているニューロンネットワーク株式会社では社員が仕事にやりがいを感じられるようにどのような取り組みをされていますか?

石田:私は死ぬ時に、それまで出会った人みんなに「あなたに会えてよかった」と言ってもらいたいというお話をしましたが、それを入社した従業員みんなにやってもらって、どんな人生を送りたいかを考えてもらいます。

そのうえで、うちの会社の仕事が彼らの人生と少しでもリンクするように、やりたいことにチャレンジできる制度を充実させています。

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