三浦春馬さん「遺産巡る骨肉の争い」のなか…“幻の映画”が復活?

日刊大衆

三浦春馬
三浦春馬

 11月17日発売の『女性自身』(光文社)が、今年7月に亡くなった三浦春馬(享年30)の相続問題について報じた。三浦さんには、実母、実父、継父の3人の親がいる複雑な家庭事情で、遺族間で相続の話が難しくなっているのだという。

「『女性自身』の報道によると、“実父と実母の間で、遺産の取り分を巡ってもめている”“完全に平行線で、遺骨やお墓の話も全く整理できていない”と報じています。実は三浦さんには“億を超える”と言われる巨額の遺産がある。それをめぐる争いがあるようです。

 ここ最近は、三浦さんの映画に関することなど、明るい話題も増えていたんですが、また暗い話になってしまいましたね」(女性誌記者)

 三浦さんはこの世を去ってしまったが、俳優として数多くの作品に出演してきた。11月に入ってからは、三浦さんが出演した3本の映画に関する話題が報じられたのも記憶に新しい。1本目は、18年の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』だ。大泉洋(47)主演の映画で、三浦さんは悩み多き医大生ボランティア。首と手しか動かない難病を抱える大泉と交流する役だった。

■介護する側とされる側の両方を演じた三浦さん

「12月4日に、『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で地上波初放送されると11月に発表されたんです。おそらく、12月11日に大泉主演の映画『新解釈・三國志』と三浦さん主演映画『天外者』が公開されるので、その告知も兼ねたものになると思いますが、『バナナかよ』は実にいい映画。

 三浦さんは“自分に自信が無くて本心が言えず、善意の行動も空回りする”という役で恋人役の高畑充希(28)や大泉との交流を経て成長していくんです。切ない作品ですが、後味はスッキリしていて、ジーンとさせられる名作ですよ」(映画ライター)

 18年12月28日の『クランクイン!』でのインタビューで三浦さんは本作を試写会で見て、「笑っていたと思えば、気づいたら涙ぐんでる自分がいた」としている。

 また、

「僕自身も良かれと思ってやったことが裏目に出たり、思い描いていたようにいかない自分に落胆したりすることがあるので、『自分のやっていることって、結局“自分本位”なのか』と思ってしまう田中の気持ちはよく分かります。今まで演じてきた中で自分に一番近い役かもしれないです」

 としていた。

「ちなみに、『バナナかよ』で三浦さんは全身の筋力が徐々に衰えていく進行性筋ジストロフィー患者(大泉)を介護する側でしたが、14年の主演ドラマ『僕のいた時間』(フジテレビ系)では筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、若くして亡くなる役を演じていました。介護する側とされる側、両方を演じたことになりますね」(専門誌記者)

■W三浦が注目される遺作映画

 2作目は、12月11日公開の映画『天外者(てんがらもん)』だ。10月29日に本予告映像が公開されたほか、12月に向けて場面写真も解禁されているのである。

「幕末から明治初期にかけて日本の未来のために奔走し、近代日本経済の基礎を構築して稀代の“天外者(てんがらもん)=凄まじい才能の持ち主”である五代友厚を三浦さんは演じました。注目したいのは、三浦さんとプライベートで親交が深く、ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)などで共演歴もある三浦翔平(32)が坂本龍馬を演じます。翔平はこれが初めての時代劇映画です」(前出の映画ライター)

 現実でも親交の深かったW三浦が、映画でも同じ志を持つ親友として共演する。公開された場面写真には、五代と龍馬が鬼気迫る表情で背中を合わせる場面もあり、息の合った芝居が期待される。翔平は今回の共演についてメディアに、

「クランクイン前には、春馬と何度も読み合わせをして、才助(五代友厚)、利助(伊藤博文)、弥太郎(岩崎弥太郎)との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じることができました」

 と語っており、注目が集まっている。

■三浦さんの原点と呼べる映画がリバイバル上映

 そして3作目が02年の映画『森の学校』である。三浦さんにとって初の主演映画だったが、DVD化もネット配信もなく、幻の作品となっていた作品である。

 しかし、今年11月26日号の『女性セブン』(小学館)が、「12月から全国公開される」と報じたのだ。

「自然豊かな昭和10年代の丹波篠山を舞台に、ガキ大将の少年の成長を描く作品です。三浦さんは当時12歳でした。当時の三浦さんについて映画を手がけたの西垣吉春監督は“とにかく光っていました。そりゃあ、光ってた光ってた”“素直な演技をしていた”“春馬じゃなかったら、この映画は成功していなかった”と、『女性セブン』の取材で答えていました」(前出の映画ライター)

 そんな幼少期からダイヤの原石だった三浦さんが芸能界デビューしたきっかけは母親だった。母親のすすめで、地元の児童劇団のアクターズスタジオつくば校に所属したことだったという。

「晩年は関係が悪化して、三浦さんは母親との縁を絶ったほか、実父との関係も悪くなっていたといいます。しかし、11月5・12日号の『女性セブン』によると、昔は出演作品を欠かさずチェックし、舞台を見るために全国を回っていて、継父も義理の息子を熱心に応援していたそうです。三浦さんを愛していたのは、間違いないでしょう」(前出の女性誌記者)

 遺骨やお墓の問題も整理されていないという現状。母親、実父、継父も、三浦さんの原点とも呼べる『森の学校』を、どのような思いで見るのだろうかーー。

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