腰、ひざ、股関節の痛みに悩まされないために気をつけるべきポイント (2/3ページ)

新刊JP

ですから、ケガには十分注意していただきたいと思います。

肥満は努力で解消できるものですし、体重を減らすことは健康にも良いので、ぜひお勧めします。問題は重労働で、たとえば中腰作業や重量物を持ち上げる仕事だったり、しゃがんだり立ったりを繰り返す仕事の人は要注意でしょう。

あと、生まれつきO脚の人は、将来的にO脚が進んで膝が悪くなりやすいので、若いうちから気をつけておいたほうが良いと思います。

――股関節については悪化しやすい人の特徴はありますか?

三輪:股関節が壊れる主な原因は臼蓋形成不全で、大腿骨がはまる骨盤の穴が生まれつき浅い人がいて、ボール状の大腿骨の上端が骨盤にはまりにくく、どうしても体重を支える部分が狭くなるので、負荷が集中して軟骨が削れやすくなります。そしてこれは女性に多いですね。

腰についても説明しておきますと、悪くなる種は20代の頃に撒かれていることが多いです。椎間板といって、背骨の骨と骨の間にある軟骨性のクッションが壊れてしまうのですが、これは若いうちから始まっているのです。でも、若い頃は椎間板ヘルニアになるなど、よほど酷くならない限りあまり症状として出ません。40歳、50歳になってから痛みや腰曲がり、痺れや坐骨神経痛などの症状が出てきます。若い頃にスポーツや労働で椎間板を痛めたことがある人、腰椎分離症のある人は将来注意していただきたいと思います。

――となると、若い頃から腰やひざ、股関節のことについて知識を持っておいたほうが良さ そうですね?

三輪:その通りです。自分の将来のためでもありますし、両親や祖父母のためにも知っておいた方がいいでしょう。どういう原理で悪くなるのかがわかれば、予防の為に、どんなことをすれば良いのかがわかるし、将来悪化するのを遅らせたり減らしたりでき、両親や祖父母にアドバイスすることもできます。

――腰もひざも股関節も元気なまま、痛みなく100歳まで生きられる人もいるんですか?

三輪:少ないですがいます。大体は華奢なおばあさんです。あまりスポーツをやってきた感じではない人に多いですね。

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