１０月２日付の『文春オンライン』で、無許可営業のパチスロ店いわゆる“闇スロット店”に頻繁に出入りしていると報じられ、同１日付でジャニーズ事務所を退所した元宇宙Ｓｉｘの山本亮太（３１）が、ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル、ツイッター、Ｔｉｋ Ｔｏｋを開設した。

「山本は、１１月１４日にまずツイッターとＴｉｋ Ｔｏｋで、ＹｏｕＴｕｂｅでの動画の公開を予告。そして、同日１８時に記念すべき最初の動画『Ｒｅ：ＢＯＲＮ』のプロモーションビデオを投稿しました。さすがは、元ジャニーズとあって、切れ味鋭いダンスを披露しています」（女性誌記者）

　フォロワー数はツイッター、Ｔｉｋ Ｔｏｋともに約１万４０００人。ＹｏｕＴｕｂｅのチャンネル登録者数は、５５１０人（いずれも１１月１８日時点）になっている。

「開設から１週間も経っていないですし、退所前にそれほど一般的な知名度を獲得していないことを考えれば、まずまずの出だしではないでしょうか。まだ、投稿はほとんど行われていませんし、これからに期待ですね」（前同）

■「まず謝罪を」と批判の声！

　退所から約１か月半での復帰に、「いつかまた素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるって信じて待ってたよ」との祝福の声もあった一方、「あんな退所の仕方なのに、『元ジャニーズＪｒ．』だの宇宙Ｓｉｘだのと名乗るダサさには失望した」「やってる事が最悪すぎるよ……」「ＴｗｉｔｔｅｒもＴｉｋ Ｔｏｋも謝罪の言葉もなくＹｏｕＴｕｂｅでは『元ジャニーズ』の文字呆れる」など批判的なコメントも多い。

「不祥事での退所だったにもかかわらず、謝罪などはなく、いきなりＰＶを投稿。その後、１１月１７日に『山本亮太からファンの皆様へ』との動画で宇宙Ｓｉｘのメンバーや事務所などへの謝罪の言葉を口にしましたが、完全に後回しになってしまいました。

　また、宇宙Ｓｉｘは、山本の事件を受けて、“連帯責任”で解散。山本はグループ消滅のキッカケとなってしまったのですが、ＹｏｕＴｕｂｅの動画の概要欄には、“元ジャニーズＪｒで人気ユニット『宇宙Ｓｉｘ』の元メンバー山本亮太が電撃復活しセルフプロデュースデビュー！！！”と書いていました。こうしたことから、再始動に対しての批判がかなりあったのでしょう」（前出の女性誌記者）

■「Ｊのスター」は退所後も安泰!?

　今年、ジャニーズ事務所を去ったのは、山本だけではない。

「若手の不祥事が去るケースもありましたが、３月に元ＳＭＡＰの中居正広（４８）が独立し、その後もバラエティ番組で活躍を続けています。また、６月に退所した元ＮＥＷＳの手越祐也（３３）もＹｏｕＴｕｂｅｒや自身がオーナーを務める脱毛サロンをオープンをするなど、芸能界に縛られない活動をしています。

　８月７日付の『文春オンライン』で、都内のバーで未成年の女子高生と飲み会、さらには“お持ち帰り”が報じられ、芸能活動自粛。復帰を待たず、１０月３１日付でジャニーズを去った山下智久（３５）は、１１月１日には日本を離れ、海外作品への出演に向けてカナダに飛び立ったといい、すでに次のステップに進んでいます。山下は、英語が堪能ですし、今後の海外での活動も上手く行くのではないでしょうか。

　ジャニーズという大きな看板がなくなっても、逞しくリスタートを切った人たちいる。山本もこれに続いて頑張ってほしいですね」（前出の女性誌記者）

■２度の警察沙汰は致命的

　ただ、必ずしも新しい道で希望を見いだせる退所者ばかりではない。２０１８年に未成年の女性を自宅に招き、泥酔状態でキスをしたなどとして強制わいせつの容疑で書類送検され、ジャニーズを去った元ＴＯＫＩＯの山口達也（４８）は厳しい人生を送っている。

「山口は２０１８年の事件の際に、すでに酒に溺れている状態と言われていました。しかしその後、２０１９年８月２９日発売の『女性セブン』（小学館）のインタビューで、“治療といっても医師に話を聞いてもらう程度”と、回復していっていると思わせる話もあったため、近い将来の復帰を期待する声もありました」（女性誌ライター）

　しかし、９月２２日、山口が都内でバイクを走行中に自動車と衝突事故を起こし、酒気帯び運転容疑で逮捕。東京区検察庁は１１月１８日に酒気帯び運転の罪で東京簡易裁判所に略式起訴した。

「また酒絡みの不祥事を起こしたことで、復帰は絶望的になってしまいました。これまでファンの間でも出ていた復帰待望説は、この事件でなくなってしまいましたね」（前同）

■神田沙也加と不倫疑惑の秋山大河は……

　１１月１０日発売の『女性自身』（光文社）では、山口の近況を伝えている。

「山口は１０月下旬、趣味のサーフィンで使うサーフボード、さらにバンド活動には欠かせないベース・ギターを都内の貸倉庫に封印したといいます。山口は、酒による過ちをまたやってしまったことにショックを受け、事件後に再び通院を始めたそうです。

　借りていた都内のマンションを引き払ったともささやかれていて、心機一転、酒断ちに向けて奮闘努力の日々をするようです。ただ、治療が上手くいって健康体になっても、２度の警察沙汰不祥事はあまりにも大きい。現実的に考えて、芸能界復帰はほぼ絶望でしょうね」（前出の女性誌ライター）

　昨年１２月に神田沙也加（３４）との不倫疑惑が浮上した秋山大河（２８）は、１月末に退所。自身が所属したＭＡＤＥも解散となってしまった。

「秋山は、１１月１日に俳優の釣本南（３０）とタッグを組み、『ＬｉｉｉＭ．』というプロジェクトを立ち上げ、代表に就任し、振り付け、構成演出、デザインを担当するといいます。退所の際にコレオグラファー、つまり振付師を目指したいと、コメントしていましたが、早速その一歩を踏み出したようです。ただ、不倫騒動もありましたし、ジャニーズに迷惑をかけて辞めた形になっている。関係各所の忖度が働き、大きな仕事に関わるのは当面は難しいかもしれません」（前同）

■ＹｏｕＴｕｂｅｒに転身した関西ジャニーズＪｒ．

　ＹｏｕＴｕｂｅｒとして再スタートした、元ジャニーズたちもいる。チャンネル登録者数約４万人の吉岡廉（２２）は、関西ジャニーズＪｒ．の一員として活躍していた。

「吉岡は、ジャニーズＷＥＳＴのバックでも踊った経験もあるといいます。２０１９年春頃にジャニーズを退所し、同年１１月１日にＹｏｕＴｕｂｅを始動。このとき、動画で大阪・ミナミのホストで働いていることも明かしていました。

　しかし、元ジャニーズであることを全面に押し出した企画や、同じ元Ｊｒ．の毛利柊和（２１）と共演するすることがあったものの、チャンネル登録者はとても多いとは言えず、コンテンツも約３６万回再生を記録した１月１５日公開の『【ジャニヲタ必見】元ジャニーズＪｒ．が絶対に推しからファンサがもらえる方法教えます』が過去最高。数万回再生程度がアベレージといったところです。

　また、大食い企画にも挑戦していますが、会話のテンポが悪く、編集に大きな特徴があるわけでもない。今後、ＹｏｕＴｕｂｅｒとしてやっていけるかは微妙でしょうね」（ＷＥＢ編集者）

■チャンネル登録者数４００人未満

　吉岡と同じ元関西ジャニーズＪｒ．の大堀治樹（３６）もＹｏｕＴｕｂｅをチャンネルを持っている。

「大堀のＹｏｕＴｕｂｅは、２０１９年４月に始動したものの、チャンネル登録者数１１７０人と伸び悩んでいます。 開設当初に公開された 『【元ジャニーズが本気女装したらナンパでお持ち帰りされた】』や、今年６月２５日公開の『＃元Ｊが教える ＃９分間ストレッチ動画』のように、ＹｏｕＴｕｂｅ受けしそうな動画や生配信にも取り組んでいるようですが、再生回数で１万回を超えたものがなく、数字面ではかなりの苦戦を強いられています。

　また、他にも元ジャニーズを名乗った動画を公開する『ともとも学校のジャニ時間』というチャンネルがあるのですが、こちらはチャンネル登録者数３７３人とさらに低い数字になってきます」（前出のＷＥＢ編集者）

　元ジャニーズという肩書きがあっても、その後の人生を順調に過ごすことは簡単ではないようだ。彼らには復活、新ビジネス、そしてブレイクを期待したい！