Mr.Children12年ぶり紅白出場のウラ!初週10万切り「CD売れない…」

日刊大衆

※画像はMr.Childrenの公式Facebookページより
※画像はMr.Childrenの公式Facebookページより

 大晦日恒例の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が11月16日に発表された。新型コロナウイルスの影響で、史上初の無観客開催という異例の放送に、42組が出場。オーディション企画『Nizi Project』発のガールズグループ・NiziU、SNSで『香水』が注目を集めた瑛人(23)、1月にデビューし、今年快進撃を続けたジャニーズのSixTONESSnow Manら注目の初出場歌手が脚光を浴びた。

 その一方、2008年以来、12年ぶり2度目の出場が決まった大物バンドの存在も話題になった。

Mr.Childrenの選出は驚きました。前回はNHKの北京オリンピック・パラリンピック放送テーマソング『GIFT』があったので、出場してくれたとの見方もありますが、ボーカルの桜井和寿(50)が『紅白』について、“音楽で勝敗を決める番組に出演したくない”と言ったというような話もあり、『紅白』には興味も縁もないバンドとささやかれていました。そのせいか、ネット上でも“マジでビックリした”といった反応もありましたね」(女性誌記者)

■アニバーサリー、五輪も関係ない『紅白』出場

 驚く声もあったミスチルの出場。なぜ2020年の『紅白』出場者に名を連ねることになったのか。

「ミスチルには『名もなき詩』『innocent world』など数々の名曲があります。ヒットした新曲がなくても、過去の曲やヒットメドレーだけで、十分に視聴率が見込めるでしょうね。それだけに、NHK側も2008年以降、断られ続けても積極的に声をかけていたはず。

 それなのに、アニバーサリーイヤーでもなければ、前回と違ってNHKの五輪関係の曲も手掛けていない2020年になって首を縦に振ったというのは、もしかしたらCDセールスの不調が関係しているのかもしれません」(レコード会社関係者)

 ミスチルは今年3月4日にCDシングル『Birthday/君と重ねたモノローグ』、9月16日にドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の主題歌『turn over?』を配信でリリースしている。

「『turn over?』は、7月に亡くなった三浦春馬さんが出演する『カネ恋』の主題歌だったこともあって、話題にはなりました。ただ、の『Whenever You Call』が同週に配信されたせいもあってか、9月23日発表の『オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング』など、ウイークリーチャートの首位は嵐に持っていかれてしまいました」(前同)

■27年ぶりの厳しい結果

 3月にCDで発売された『Birthday/君と重ねたモノローグ』も、

「オリコンの『週間シングルランキング』での最高が2位で、首位は獲得できなかった。それどころか、初週売り上げが6.8万枚。初週の10万枚割り込みは1993年の『CROSS ROAD』以来、約27年ぶりのことだったんです。

 過去に『終わりなき旅』など10作ものミリオンがあるミスチルも、CD不況の波に飲まれてはいたのですが、2017年1月の『ヒカリノアトリエ』、同7月リリースで前作にあたる『himawari』も初週で10万枚を超えて、累計でも約16万のセールスは獲得してきました。

『Birthday/君と重ねたモノローグ』は、2曲とも映画『ドラえもん のび太の新恐竜』の主題歌に起用されていたのですが、コロナの影響で公開が3月6日から8月7日に延期。映画のファンに訴求できるタイミングが遅れた不運もありましたが、それでも、以前と比べると不調が目立ってしまいますね」(前出のレコード会社関係者)

■ファン層が徐々に高齢化している

 コロナ禍で、ミスチルも今年はライブ活動がなかったが、

「多くのミュージシャンたちが、無観客の配信ライブというのを行うなど、インターネットを通じた活動が積極的に行われていました。ミスチルも過去のライブ映像を無料で公開するといった試みがありましたが、それほど目新しいオンラインでの活動はありませんでした。

 これも主なファン層が30〜40代と比較的年齢が高めになっている影響はあるかもしれません。使えないということではまったくないですが、生まれたときから音楽は“配信”が普通だった小学生や中学生の世代と比べると、30代以上はインターネットでの配信と多少距離があるでしょう。10代に多くファンを持つアーティストと比べると、ネットで幅広く展開しても、それほど収益につながらないのではないでしょうか」(前出のレコード会社関係者)

 CDセールスに加えて、微妙ではとささやかれるオンラインの収益。コロナ禍でライブ活動ができない今、日本を代表する国民的バンド・ミスチルであっても苦しいようだ。

「以前に比べるとその存在感、カリスマ性が少し薄れてきているともささやかれます。なんだかんだ言っても視聴率30%以上を記録する 『紅白』に出場し、ミスチルここにあり、という最高のパフォーマンスを見せて来年以降につなげていきたい、そんな思いもあるのかもしれませんね」(前同)

 事情はなんであれ、1年の締めくくりにミスチルの生パフォーマンスを、多くの人と共有できるのは嬉しいことだ!

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