高知東生 最悪だった逮捕時の状況を語る

アサ芸プラス

高知東生 最悪だった逮捕時の状況を語る

テリー この前、出された本(「生き直す私は一人ではない」)の中で、逮捕された時の気持ちを「ホッとした」「これでやめられる」と書いてましたよね。そんなもんなんですか。

高知 他の人がどうかはわからないですけど、捕まる1年ぐらい前からストレスがたまって、使用頻度が高くなっていきました。

テリー ストレスって?

高知 僕は15年に芸能界を引退して。それは、その10年ぐらい前から始めたエステの経営に専念するためだったんですけど、なぜか「親の介護で引退」という話になってしまって。僕はそんなこと、ひと言も言ってないんですけれども。

テリー あぁ、そうだったんだ。でも、別にイメージは悪くないですよね。

高知 そうなんです。だから、僕も放っておいたんですけど。ただ、エステに専念しようと思ったのは、実はあるエステ業界の大手から一緒にコラボしないかと声をかけられて、その条件が芸能界を休むことだったんです。「やるんだったら片手間ではなく、本気でやってほしい」みたいなことを言われまして。

テリー へぇ。休まないほうが宣伝になるような気がしますけど。

高知 今思うと、ほんとにそうなんです。しかもその後、急にその話が頓挫してしまって、自分のエステの会社のスタッフとか、周囲との人間関係もどんどんおかしくなってしまい、そのあたりからだんだん苦しくなっていきました。かといって、「あんなふうに報道された以上、芸能界にも戻れないし」と自分を追い込んでしまって。

テリー 別に復帰してもよかったけどね。小室(哲哉)さんだって復帰したし、大仁田(厚)さんなんて何度復帰してるか(笑)。

高知 ほんと、その時にそういう助言をいただきたかったです。でもその時は、なんか「けじめをつけなきゃ」とかストレートに受け止めてしまったんですよね。それをきっかけに、すべてが裏目裏目にいっちゃった感じです。

テリー やっぱり根っこに真面目なところがあるんでしょうね。逮捕ってどこでされたんでしたっけ。

高知 ラブホテルです。

テリー 最悪ですよね。

高知 最悪です。今は愛人とか不倫だけでも大騒ぎになりますけど、僕はそこにラブホテルと薬物ですから。

テリー 三冠王ですよね。

高知 ほんとに(笑)。

テリー 逮捕って何時だったんですか。

高知 朝の7時過ぎです。

テリー さっき「ホッとした」と言われましたけど、当然「ヤバい」もあるわけですよね。

高知 あります。もう「ヤバい」の大爆発です。正直言うと、そこに覚醒剤もあったんですが、その時は大麻をやってました。キャンペーン中だったらしくて、一緒にいた女性にサービスでくれたんです。

テリー え、そんなことあるの? 今なら覚醒剤を買うと大麻もプレゼント?

高知 はい。僕も「ほんとかよ」とか言いながら一服したんですけど、それだけでグワーンと来てしまって「ヤバい、これ効きすぎだわ」って、ベッドで休むことにしたんです。そしたら次の瞬間「動くな!」って警察の声がして、パッと目が覚めて。

テリー 要は寝落ちしちゃって、起きて気づいたら警察がいたってこと?

高知 はい。そのあとは全部がスローモーションで。「わぁ、マジかよ。これ、ドッキリ? でも俺、引退してるしな」とか思いながら、「あぁ、終わった」と。でも、「これでやめられる」とホッとしたのも本当の気持ちです。

「高知東生 最悪だった逮捕時の状況を語る」のページです。デイリーニュースオンラインは、生き直す週刊アサヒ芸能 2020年 11/19号テリー伊藤薬物警察エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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