【常識漢字】“とほう”は間違い! 「訃報」の正しい読み方
テレビの報道やネットニュースなどで、誰かの悲しい死を知らせる際に使われる「訃報」という字。
漢字のイメージが先行し、字面を見ただけで「あ、亡くなったんだ……」と即座に理解する人も多く、実際には読み方を知らないなんて声を耳にすることもあります。人の死に関わる言葉だからこそ、正しく丁寧に扱いたいですよね。
では、「訃報」はなんと読むのでしょうか?
今回は、知らないと恥をかいてしまう「訃報」の読み方を解説します。
■「訃報」の読み方は?
ごんべんにトと書いてなんと読むのか。多くの人がこの「訃」という漢字について読み方を迷っていることと思います。なかには“とほう”なんて誤った読み方をしている人も。
「訃報」ですが、正しくは“ふほう”と読みます。
■「訃報」の意味と使い方
「訃報」とは、死を知らせる言葉です。デジタル大辞泉によれば、
死去したという知らせ。悲報。訃音。訃。「恩師の訃報に接する」
と説明されています。
また「訃」という漢字だけを同辞書で引いてみても、
死亡の知らせ。訃報。訃音(ふいん)。「友の訃に接する」
とされ、この一字だけで訃報と同様の意味を持つことが分かります。
■言葉を正しく覚えよう
あなたは「訃報」を正しく読むことができましたか?
いざという時に使うこともあるだろうこの言葉。できれば経験したくない場面ではありますが、困ることのないよう正しく言葉を知っておくことは大切です。
大人になってからも、時々その使い方を見直し、知識を蓄えていけるといいですね。
(マイナビウーマン編集部)