漁師の喉につまった魚、摘出後も生きていた!(エジプト)
喉に詰まった魚、摘出後も生きていた pixabay
エジプトで、漁師が生きた魚を喉に詰まらせ、病院の救急治療室に運び込まれるという事態が発生した。
魚が気管の入り口に詰まっていたため、男性は窒息寸前の呼吸困難に陥っていたが、迅速な治療により魚は無事に取り出され、一命を取り留めたという。しかもその魚は摘出後も生きていたという。
いったいなぜ漁師は、生きた魚をのどに詰まらせたのか?その原因はこの後すぐだ。
لحظة استخراج سمكة حية من القصبه الهوائيه لصياد ببنى سويف
・魚をのどに詰まらせ、窒息寸前になった漁師
エジプトのナイル川のほとりにあるスヌール村に住む漁師(40歳)は、ある日ベニスーフの病院に緊急搬送された。
救急治療室に運ばれた男性は、激しい息切れと呼吸困難を起こしており、医師が検査したところ、男性の喉に魚が刺さっているのを発見した。
魚はちょうど男性の気管の入り口をふさぐような形で詰まっていたが、ほんの少しの隙間が気管にできていたことから、男性は窒息寸前でありながらもなんとか息ができる状態だったようだ。
医師は、すぐに内視鏡手術を行い、男性の喉からなんとか魚を摘出した。
驚くことに、その魚はまだ生きていたという。
image credit: youtube
・なぜ魚まるごと1匹を喉につまらせた?
しかし、なぜ、男性は生きた魚を喉に詰まらせていたのだろうか??
地元メディアが伝えたところによると、男性はその日数本の釣竿を使って、釣りをしていたという。1本の釣竿から小さな魚が穫れたので、竿から取り外して男性が手に魚を握ったその時、別の釣竿が反応した。
もう1匹の魚も逃すまいと、男性は手にしていた魚をひとまず口の中に入れて、両手を自由にし、別の釣竿を引っ張った。
その時、口の中の魚が喉へ入り込み、引っ掛かって男性の気管を塞ぐ事態となってしまったのだという。
幸いにも男性の手術は無事成功。わずかな出血を除けば問題なしということで、現在順調に回復しているということだが、担当医師は「ほんの数分病院に来るのが遅ければ、男性は窒息死を免れなかったでしょう」と話している。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあるが、2匹を追うものは窒息するという教訓も付け加えておいたほうがよさそうだ。
written by Scarlet / edited by parumo