『姉ちゃんの恋人』キンプリ髙橋海人の圧巻「年上女性への告白」術 (2/3ページ)

日刊大衆

なんとも些細な出来事なのだが、和輝にとってはしんどい時期を助けてくれた、忘れられない思い出になっていた。そして今、仕事が辛そうなみゆきを今度は自分が助けたい、抱きしめたくなった、好きだと思ったとストレートに気持ちを伝えるのだ。

 年上の女性への告白で思い出すのが、ドラマ『ブラック校則』(2019年・日本テレビ系)で高橋が演じた月岡も、年上の女性が好きな役だった。相手は国語教師で、放課後の補修を分かりやすく喜んでいたり、同作品の映画版ではついに告白もしたが、受け入れてもらえないのを半ば分かりつつも好意を伝え続けていたのが印象的だった。告白はあっさり断れてしまうのだが、はにかみながら「俺に好かれて迷惑?」と更に一押しする時の表情が切なさで溢れていて、例えようのない気持ちにさせられた。

 そして今回の役も、好きになるのは年上の女性だ。和輝に告白されたみゆきの戸惑いの反応が、女性が年上の場合の恋愛真理に迫っていて、何とも共感してしまった。

「大変、何て言うか、身に余るって言うか、ありがたいお話なんだけど、なんていうのかな、女にはね、そりゃ幸せで最高だけど、受け入れちゃいけない幸せみたいなものがあるのよ」

 それもそのはずで、幼馴染で今でも悩みを打ち明けあう親友・桃子の弟、それも7歳年下の大学生でイケメン。これを受け入れるのは相当な覚悟が必要になるだろうし、無理な恋愛をすることもない安心感や気楽さにグラつくだろう。

 すんなり受け入れられないみゆきに、和輝は「恋人を前提とした仲良しから始めよう」と提案してくる。「(そうしようよ)ね。ね?」と、ひるむことなく、満面の笑みでグイグイ押してくる。こんな提案「はい」以外あるだろうか……、ないだろうなあ。和輝に幸せになってほしいと思いつつ、髙橋が演じる役が今度こそ報われてほしい。そして、思いが通じたときのデレデレ芝居を是非みせてほしい。

■長男・和輝の包容力が際立つ安達家での存在感

 また、和輝が長男として存在感を放っているのが、安達家での振る舞いだ。安達家は家計簿を付けていて、月の締めにそれぞれの進捗を報告することになっている。

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