国産のマカロニはこうして生まれた。大正時代まで遡る国産マカロニ誕生秘話 (3/3ページ)
石附吉次がその草分けを担った国産マカロニ生産は、その後加茂市の主要な産業のひとつなり、地元の複数の工場が生産に携わるようになりました。しかし、1970年代にかけて、大手メーカーによって大量生産技術が確立され、それまで小さな町工場で時間をかけ丁寧に作っていたマカロニは、次第に下火になっていきました。
現在、新潟県内に住んでいる人でも、加茂市がマカロニの国内生産発祥の地ということを知る人は多くありません。
それでも石附吉次とその子孫たちが苦労しながら開発した国産マカロニの生産は、間違いなく日本社会に浸透し、流通するきっかけになったのです。
技術革新とともに失われてしまったもの、歴史にもまた目を向けることによって、新しい道が開かれるのかもしれません。
参考
『加茂市史 資料編5 民俗』(加茂市史編集委員会 2018) 『加茂市史 資料編6 文化財』(加茂市史編集委員会 2020)
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