最悪! 職場の人間関係で困ったらやるべき10のこと
仕事自体が大変でも、職場の人間関係さえ良ければなんとか乗り越えられるということはありますが、反対に人間関係が悪いと仕事自体にもストレスを感じてしまうことがあります。
今回は、そんな「職場の人間関係でストレスを感じる理由」に迫ります。職場の人間関係に悩んでいる人は、コミュニケーションのコツを知り、人間関係を改善していってくださいね。
■職場の人間関係でストレスを感じる理由
職場の人間関係でストレスを感じる理由はさまざま。代表的なものをいくつか紹介します。
◇(1)苦手な人がいる
さまざまなタイプの人とコミュニケーションを取る職場では、苦手だと感じる人も中にはいるでしょう。相性が良くない人とは、自分の個性と相手の個性がぶつかってしまい、意思の疎通がうまく取れないこともあります。
特に、同じチームだったり自分の上司だったりすると距離を置くこともできず、日々ストレスを感じてしまいます。
◇(2)上司と馬が合わない
自分を評価する直属の上司と馬が合わないと、大きな悩みの種になります。自分なりに仕事を頑張っていても思うような評価が得られず、「なんで評価してもらえないんだろう……」とフラストレーションがたまってしまいます。
「なんとかしなきゃ」と気負えば気負うほど、やり取りが不自然になり、より苦手意識が強くなることもめずらしくありません。
◇(3)協調性が無い
社員がそれぞれ個人プレイに走り、協力する文化が無いと人間関係がギスギスしがちに。協調性が無い社員が多いと、誰かが困っていても助け合うという姿勢が生まれず「何かあっても自己責任」と放置されてしまいます。
こうした職場は、殺伐とした雰囲気になりやすいでしょう。
◇(4)コミュニケーションが不足している
あいさつしない、お礼を言わないなど、社員同士のコミュニケーションが不足していると、お互いへの理解が深まらず親密にもならないため、温かみのある交流が生まれません。
飲み会が多いのもストレスになりますが、コミュニケーションが不足し過ぎるのも困りもの。たまには休憩中にプライベートの話をして、社員同士で交流する機会を設けた方が人間関係が良好になる場合も多いです。
◇(5)仕事をする人としない人の差が激しい
仕事をたくさん抱えて忙しい人もいれば、あまり仕事を与えられずサボっている人もいるような、仕事量に偏りがある不平等な職場だと、仕事が多い人が不満を抱えるようになり人間関係が悪くなります。
■人間関係を改善させるための10の方法
では、どうしたら人間関係を改善させることができるのでしょうか。心理学的観点から、職場の人間関係を改善させるための具体的な方法を解説します。
社内全体の雰囲気を変えることは難しいかもしれませんが、まずはあなただけでもストレスなく働けるようにしましょう。
◇(1)自分から積極的にコミュニケーションを取る
人間には「返報性の法則」という、相手からもらった好意に対してお返ししたくなる心理があります。
自分から積極的に話し掛けることで相手に好意を示すことができ、相手もあなたに好意を抱きやすくなります。
◇(2)たくさん質問して相手を理解する
(1)の延長にはなりますが、相手にたくさん質問するのも効果的です。「○○さんは休日どんなことをしているんですか?」「ゴルフだよ」「ゴルフ! どこに行くんですか?」というように、深掘りしていくと自然に会話が弾み、相手を理解してくことができるでしょう。
そして、そこから良好な関係を築いていくことができます。
深掘りする質問に困ったら、「何を」「いつ」「どこで」「誰が」「どうして」「どのように」という6つの切り口で質問してみてください。
◇(3)ちゃんと目を見て話す
仕事が忙しいと、話し掛けられてもパソコンの画面を見たまま手を止めずに返事をする……なんてこともあるでしょう。しかし、目を見て話さないと、相手は自分の存在を軽んじられたように思って不快感を抱きます。
ですので、話をする時はきちんと相手の目を見ることを心掛けましょう。これも、重要な非言語コミュニケーションです。
◇(4)相手の名前を呼ぶ
「ねえ」「ちょっと」というように声を掛けるのはマナー違反です。きちんと「〇〇さん」と名前で呼ぶだけで好感度が上がり、信頼関係は築きやすくなるもの。話し掛ける時は、名前を呼ぶよう意識しましょう。
◇(5)相談をする
前述してきたように、人間関係を良くするにはコミュニケーションが欠かせません。
その方法の1つとして、相談を持ち掛けるのもありです。仕事の相談をして相手への信頼を示しつつ、距離を縮めましょう。「〇〇さんに相談したいんですけど……」と打ち明ければ、相手も頼られていると感じ、あなたに好意を抱きます。
◇(6)あいさつをする
言うまでもありませんが、あいさつはコミュニケーションの基本です。きちんと職場で「おはようございます」「お疲れさまです」とあいさつするだけで、人間関係は良くなるもの。
ポイントは苦手な人にも、あいさつをすること。フラットな人であることを演出でき、社内での評判も上がることでしょう。
◇(7)お礼を言う
電話を取り次いでもらったり、何か代わりに対応してもらったりしたら、自分の立場に関わらず「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。
感謝の言葉は心的距離をぐっと縮めます。いつも伝えられているか不安な人は、「〇〇さん、ありがとうございます」と相手の名前と併せてお礼を伝えられるといいですね。
◇(8)しっかり相づちを打つ
上司の長い話や、同僚・部下の相談を聞く時は、しっかり相づちを打って傾聴する姿勢を示しましょう。適切な相づちは「この人は自分の話をしっかり聞いてくれる」という印象を与え、信頼関係の土台になります。
◇(9)たまにはお世辞を言う
お世辞は職場の人間関係を良くする魔法の薬です。ですので、たまには言ってみてもいいのではないでしょうか。
上手にお世辞を言うには、相手の良いところを見つける観察眼が必要です。ふだんから相手を観察して、ここぞというタイミングで褒められるように準備しておきましょう。
相手は「そんなところまで見てくれていたんだ」と、うれしくなるに違いありません。
◇(10)笑顔で話す
せっかく積極的に話し掛けていても、仏頂面ではあまり印象が良くありません。
話す時は笑顔を心掛け、表情豊かにリアクションするようにしましょう。「ちゃんと話を聞いていますよ」というサインになり、思っている以上に相手に良い印象を与えます。
自分の力で改善していこう!
人間関係でストレスをため過ぎると、仕事のやる気が出なくなったり、会社に行くのが億劫になってしまったりします。
ですので、職場の人間関係に悩んでいる方は、今回紹介した方法で人間関係を改善していき、楽しく仕事ができる環境を整えましょう。あなたの心も前向きになり、より良いパフォーマンスもできるようになるかもしれません。
(秋カヲリ)
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