「わかりました」を目上の人に使ってはいけない理由 (3/3ページ)

マイナビウーマン

☆例文:お客さまからの依頼の場合

A:申し訳ないのですが明日の予約の時間を変更してもらえませんか? B:ご予約の変更ですね、かしこまりました。ご希望の日時をお聞かせいただけますでしょうか?

◇「承知いたしました」

「承知いたしました」は、「承知する」という動詞に「いたす」という謙譲語を付けて過去形にした言葉で、相手の申し出や頼みを聞き入れ、引き受けるという意味合いがあります。

謙譲語なので自分のことをへりくだっている表現ですが、「かしこまりました」ほどの高い敬意は込められていません。

上司や自分より立場が上の人へは「わかりました」よりも「承知いたしました」を使うと良いでしょう。

☆例文:上司からの依頼の場合

A:今から外出しなくてはいけなくなったので、16時からの会議資料の準備をお願いできるかな。 B:承知いたしました。15時までには準備しておきます。

☆例文:自分より立場が上の人からの依頼の場合

A:新システムへの移行の際に、旧システムのパスワードを引き継ぐことができないそうなので、各自パスワードの再登録をお願いできますか。 B:承知いたしました。ご連絡ありがとうございます。

◇「承りました」

「承りました」は「承る」という動詞に丁寧語の「ます」を付け、過去形にした言葉です。

「承る」は「(目上の人の)命を受けてその通りにする、謹んで聞く、拝聴する」(『広辞苑 第七版』岩波書店)といった意味を持ち、話を理解したというよりも、「聞いた・引き受けた」というニュアンスが強い言葉です。

取引先やお客さまなど、社外の人から伝言を依頼された際などに使うと良いでしょう。

☆例文:社外の人から電話で伝言を依頼された場合

A:電話があったことを○○様にお伝えいただけますか? B:はい、伝言の旨確かに承りました。○○に申し伝えます。お電話ありがとうございました。

状況に合わせて「相手を尊重した表現」に言い換えるスキルを

ビジネスの場では、上司や目上の人、取引先、お客さまなどから指示・依頼・提案を受けることが多々あります。

そんな時に使う「わかりました」という短い言葉だからこそ、状況に合わせて相手を敬う表現に変えて対応すると、より印象がアップするかもしれませんね。

「かしこまりました」「承知いたしました」「承りました」と相手を尊重し気遣う言葉で、目上の人とのコミュニケーションを円滑にし、確かな人間関係を築いていきましょう。

(直井みずほ)

※画像はイメージです

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