苦戦中の波瑠『リモラブ』“コロナ禍ならでは意欲作”も「…もどかしい!」

日刊大衆

※画像は日本テレビ『リモラブ』番組公式ホームページより
※画像は日本テレビ『リモラブ』番組公式ホームページより

 嫌いじゃない。むしろ好き。でも、でも! そんな複雑な気分になるのが、『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)である。マスク着用、ソーシャルディスタンス。その中で社内での交流のもどかしさ、SNSでの恋など、人間関係の深まりをテーマに物語は進んでいく。

 企画としてはかなりの挑戦。リアルのコロナ禍がSFのように非現実なので、描き方によっては、息抜きを求める視聴者がドラマに拒否感や嫌悪感を抱く可能性もあった。が、そこは登場人物(特に男性陣)の穏やかなキャラクターだったり、優しいストーリー展開だったりで見事に克服。ああ、こんなふうに過ごせたら、こんなふうに考え協力し合えたら、というヒントもたくさんもらえた。

 ただ、どうしても見えてくる課題。それはSNSでやりとりするシーンだ。文字がぴょこぴょこと表示され、画面にいる人がずっとスマホを見ている図というのは、仕方ないのだが絵面が退屈……。いくら美々役の波瑠(29)が大きな目を見開き百面相をしようとも、青林役の松下洸平(33)が優しいほほ笑みを浮かべようとも、文字ではなく人がもっと動くことを求めてしまう。

 また、これも意外な発見だったが、マスク姿の人のやりとりは客観的に見ると、非常にもどかしいものなのだと知った。口元が見えないだけでここまで空白感を覚えるのか、と。

 そして、取ってつけたような感じに思えるシーンも。美々について他の社員が「青林さんだっていやでしょ? あんなタイプ」と寄ってたかってわざわざ青林に悪口を言うシーン。青林が檸檬だと知り、ほぼSNSのコメントと同じ言葉で、縄跳びやおでんの話でアピールをする美々と、それでも気づかない青林……。

■リアルではあるけれど

 全体の会話劇やキャストの個性がやわらかで楽しいからこそ、よけいに「これはちょっと?」という「?」が。でも、縄跳びを披露しようとする波瑠はかわいかったし、ああいう緩急が物語の展開には必要だろうし。でも、ああ、なんかもどかしい!

 この全体の展開の遅さ、SNSのシーンで感じる、2人だけ楽しんでおいてけぼり食らっている感覚、そしてまさかと思うぐらいの空回りも込みで、コロナ禍における人間関係の課題、リモートでの交流のリアルなのだろう。

 さて、11月18日の放送では、ようやく檸檬と草モチがようやくつきあうことになったが、もうひとつのカップル、江口のりこ(40)と及川光博(51)の同級生コンビにも注目。及川光博が「ゆりっぺ」、江口のりこが「肇ちゃん」と互いを呼び合うシーンは萌えポイントだ。

 まさに時代が生んだ『#リモラブ』。どう展開するか、ある意味、一番興味深いドラマではある。(カマタノリコ)

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