柴又駅では路線図が「寅さん」の顔になっている...? 聖地で発見された粋なアートが話題 (2/4ページ)

Jタウンネット

その掲示の経緯を尋ねると

「制作されたのは、寅さんが大好きな鉄道設計技士の大森正樹様で、寅さんを題材にしたアート作品を競う『寅さんファンアートコンテスト』で最優秀作品賞を受賞されました。
柴又の寅さん記念館に展示された受賞作品であることから、駅のイメージアップにつながるなどとして、大森様側に展示をお願いすることになりました」

とのこと。

実はこの路線図、本物の路線図ではなく「寅さん」のアート作品だったのだ。

近づいて見てみると、寅さんの顔を描くカラフルな線の、通常駅名がかかれる部分には「男はつらいよ」や「続 男はつらいよ」などタイトル名が書かれている。また、寅さんの目にあたるグレーの部分には「寅次郎」「さくら」など登場人物の名前が...。

駅名の部分が映画のタイトルになっている(画像は映画「男はつらいよ」公式ウェブサイトより)
駅名の部分が映画のタイトルになっている(画像は映画「男はつらいよ」公式ウェブサイトより)

この作品、当初は柴又駅のトイレリニューアル工事に伴い設置された仮設トイレに期間限定で掲示する予定だった。しかし、評判が良かったためその後、同駅の上りホーム京成高砂側に設置されたのだという。

駅利用者からの反応について、

「路線図が寅さんのアートになっている事にお気付きになられたお客様からは、『驚いた』や『面白い』といったお声をいただいております」

と担当者は話した。

Jタウンネットは24日、制作者である大森正樹さんにも取材し、この路線図アートについて詳しい話を聞いた。

千葉大学でデザインを専攻していたという大森さんは、普段は鉄道会社で働きながら

「野球と鉄道とデザインの関係をまじめに考えて、楽しいデザイン作品を作ったりしてます」

とのこと。また、母校で非常勤講師として路線図デザインを教えてもいるという。

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