寺門ジモン 初監督作「フード・ラック!食運」のキャストは食べ物で釣った (2/2ページ)

アサ芸プラス

でも、これは僕の書き下ろしなんで、基本的には大手事務所のタレントさんや俳優さんには出ていただけないんです。

テリー あ、そうなの。

寺門 それを打ち破る唯一の方法が、食べ物で釣ることなんです(笑)。「この映画に出ると、うまいものが食えますよ」って言うと、「お、だったら出ようかな」ってなるわけです。「今までの人生の中で最高の弁当が出ますよ」って。

テリー ジモンさんは、ほんとにうまいものを知ってるからね。この映画は焼肉屋が舞台だけど、どうして映画を撮ることになったの?

寺門 最初は松竹の方から「肉のドキュメンタリー映画を撮りませんか」ってお話をいただいたんですよ。「最近、食べ物の映画ってないよね」「伊丹十三さんの『タンポポ』以来、ないんじゃない?」なんて話をしていて。

テリー あぁ、そうかもしれないな。

寺門 でも僕、ドキュメントは「寺門ジモンの肉専門チャンネル」(フジテレビONE)や「寺門ジモンの取材拒否の店」(フジテレビ系)でやっちゃってるんですよ。だから、「それだとつまらないから、ストーリーがあったらいいのにな」って言ったんです。そしたら松竹の方が「ホン(原作)書けます?」って上から来たんですよ。「まぁ、書けないと思いますけど」みたいな。

テリー 挑発されたんだ。

寺門 それで、「じゃあ、頑張ります」って言って、6年かかって、やっと原作が出来上がったんです。

テリー 6年? すごいね。

寺門 僕、言いたいことがありすぎて、最初、広辞苑ぐらい分厚いホンになっちゃったんです。だから最後は脚本家の方に切っていただいて。気持ちが入りすぎると切れないんですよね。

テリー でもさ、ジモンさんが監督で焼肉屋の映画だって聞いてたから、バカバカしい映画なのかと思ったら、けっこう人情モノだったね。

寺門 そうですね。見終わったらまずは焼肉屋さんに行ってほしいんですけど、その次はお母さんとか家族の誰かに電話してくれればいいなと。そういうホンになってるので、ぜひ見てほしいです。

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