NHK朝ドラ『エール』ついに終幕!MVP級「古川琴音と中村蒼」2人の高評価のワケ

日刊大衆

※画像はNHK『エール』番組公式ホームページより
※画像はNHK『エール』番組公式ホームページより

 窪田正孝(32)主演の連続テレビ小説エール』(NHK)が、11月27日で終了となる。11月23日からの最終週では、裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ/26)夫妻の人生後半が一気に描かれたが、24日の放送では2人の愛娘、華(古川琴音/24)の結婚式も話題になった。ここでは主役の2人ではなく、『エール』でその名を全国区にした古川琴音と中村蒼(30)の2人を取り上げたい。

 まずは古川琴音だ。ついこの間までは思い悩む思春期の少女だったのに、結婚式のシーンでは、美しい花嫁姿を披露した。古川は華という1人の女性の成長を見事に演じきり、物語終盤でMVP級の活躍を見せたといえるだろう。

 古川は橋本環奈(21)、北村匠海(23)と、いま人気の若手が多数出演した2019年の映画『十二人の死にたい子どもたち』でゴスロリ少女のミツエを演じ話題になった。そして黒木華(30)主演の『凪のお暇』(TBS系)で、中村倫也(33)にハマるメンヘラ少女のモルを演じて知名度を上げ、今回の『エール』、さらに『この恋あたためますか』(TBS系)で全国的なブレイクをはたした。

 ツイッターでは古川について「自然だけど唯一無二の存在感」「独特の声の響きもあるし、演技の幅も広い」とその達者かつ個性あふれる演技にハマる人が続出。朝ドラ主人公の子ども役は、13年『ごちそうさん』の菅田将暉(27)『あさが来た』の小芝風花(23)『わろてんか』の成田凌(27)らを輩出してきた人気俳優の登竜門だが、『エール』で見事な存在感を見せた古川、これに続く可能性は高いだろう。

 そして『エール』でもう1人、ブレイク俳優を挙げるなら、文句なしで中村蒼(30)だろう。2005年のジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、デビュー。映画『東京難民』に主演、ドラマ『赤ひげ』(NHKBSプレミアム)で準主役の保本役を演じるなど数多くの作品で活躍していたが、今回の『エール』は彼の代表作になったはずだ。

■中村蒼は無骨な個性を発揮

 物語前半から主人公の裕一を叱咤激励し続けた大将こと鉄男は、優しさと強さに満ちた、芯の強い男でファン人気も高い。ツイッターにも「鉄男ラブ」「推しは鉄男です」といった鉄男ファンからのコメントがあふれているが、「いつにも増して中村蒼さんみ強い。鉄男好きだったなあ」「鉄男の人物像が中村蒼さんの中にしっかりとあったんだろうな、鉄男が中村蒼さんでよかった」というコメントもあり、まさにハマり役だったようだ。

 中村は今年ちょうど30歳。三十路を迎え、その芝居に脂が乗ってきており、『エール』をステップに実力派俳優としての階段を一気に駆けあがりそうだ。

 気弱な裕一とバイタリティあふれるその妻、音という個性的なコンビを軸に置いた『エール』だったが、そのことで浮ついた感じがしなかったのは、華や鉄男といった人間味あふれる脇役がしっかり物語を支えていたからだ。古川琴音と中村蒼、俳優2人の今後の活躍に期待したい。

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